ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

音彩唯さんの 『挑戦』 朝美さんからの言葉を胸に


 本日、 東京新聞 TOKYOWEB より 華宝塚が更新されました。


 取り上げられた娘役さんは、 雪組 105 期生の音彩唯さん。 新人公演ヒロイン3回に別箱ヒロイン、はたまたエトワールまで経験済みの、 雪組で大活躍中の娘役さんです。


 そんな音彩さんは先日大千秋楽を迎えた 『Lilac (ライラック)の夢路』にて新公ヒロインであるエリーゼを演じられましたが、 大劇場後、東京公演に向けた課題によって頭がいっぱいいっぱいになってしまったとのこと。


 そのときは、本役である夢白あやさんにアドバイスをいただき、「ペットボトルを投げ合いながら台詞を口にする稽古」 を取り入れられたようです。


 その結果、 「心のキャッチボール」 がうまくできるようになったと音彩さんは答えていらっしゃいました。
 舞台上にて、そのキャッチボールはこれから先とても意義のある大切なものだと思うので、音彩さんはまたひとつ素晴らしいものを手に入れたのだな、と。ますます素晴らしい娘役さんとして成長していってくださる片鱗を見せてくださることが、いちファンとしてとても嬉しくなってしまいました。



 また、音彩さんは 「お客さまはアクセサリーなども見てくださる。 そういう細かいところまで繊細な娘役を目指したい」 と語ってくださったようです。

 オペラグラスにて、 アクセサリーに焦点をあてては (この娘役さんの髪飾りとっても素敵だなあ〜) とチェックしている己が気づかれているようでドキッとしてしまったのですが、そんな繊細なところまで心配りしてくださる音彩さんにはひれ伏すほかございません。 いつも繊細な部分に至るまで、素敵だなあと拝見させていただいております。 ありがとうございます。


 (しかしながら、 アクセサリーつくり等細かい作業は神経と体力を酷使すると思うので、ただでさえ激務のタカラジェンヌ様たち。 どうかご無理なさらず、 無理のない範囲で作業してくだされば幸いです)




 また、記事の中には「三つの質問」 というコーナーがあります。

 その第二項目、 『大切にしている言葉や、 座右の銘は?』という問いかけに対し、 音彩さんは 「挑戦」 という言葉を挙げていらっしゃいました。


 というのも、朝美絢さんに 「下級生だし、 何をやってもいい、 失敗してもいいからもっと挑戦しなさい」 と言われて以来、「挑戦」 という言葉をずっと心がけているようです。

 「どんな振り付けでも挑戦を恐れないぞ、と意気込めるのはこの言葉があるから」と記されていて、前向きな力をくれる言葉に音彩さんが出会えたこと、本当に良かったなあと思います。


 抜擢続きの下級生娘役さんは、他の下級生たちよりひと足先に上級生たちと舞台を成立させなければいけないので、「下級生でいられる瞬間」がどうしても少なくなってしまうのですが、そういうことも分かっているからこそ、上級生の立場である朝美さんはあえて「挑戦」の言葉を告げてくれたのかな、と。その優しさと頼もしさが心に沁み渡ります。



 朝美さんと音彩さんは 『海辺のストルーエンセ』にて主演&ヒロインとして組んだことがあります。 あのときの完璧なまでのおふたりの美しさから得た感動は、 未だにわたしの心に焼き付いて離れないのですが、 当時そういうお話をされたのかもしれません。


 先日のスカステ特番でも、「柚香さん・月城さん・礼さん」 のトークにて、 朝美さんがいかに 95期生をまとめあげるのが大変だったか。 そしてその代弁者が礼さんだった、というお話をされていらっしゃいました。

 朝美さんは音楽学校生の頃より、 責任ある立場にあったのだなあということは今までも何度か感じる瞬間があったのですが、そのとき育んだ力が今こうして、雪組生たちへの力強いアドバイスになっているのかな、と。
 そして、そのアドバイスを大切にして成長につなげていく音彩さんを見ていると、 雪組の皆様のこれからが非常に楽しみでたまりません。



 素敵な上級生は素敵な下級生を育んでいきます。 音彩さんが朝美さんの言葉だったように。舞台と向き合うということに対して大変なことの多いだろう下級生の皆さまが、上級生の皆様からの素敵な言葉を心の支えに、これからますます成長されていきますことをいちファンとして心の底より楽しみにしています。



 大変なことも多い世の中ではありますが、下級生の皆様が心身共に健やかに羽ばたいていかれますように。音彩さんのこれからの挑戦に満ちたご活躍、とってもとってもとっっっても楽しみです! 素敵な記事をありがとうございました!



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