ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

暁さんが大羽根!星組代役公演を観た友人の話とわたしは月組マチソワをした話

 わたしが昨日に引き続き月組宝塚大劇場公演『フリューゲル -君がくれた翼-』 『万華鏡百景色 』のマチソワを堪能した今日という日、友人が星組東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』を観劇していました。


 当面休演の礼真琴さん代役として、ロナン役を担うことになった暁千星さん。月組新人公演にて、ロナン役を担っていたあの日を、こんなふうに思い出す日が来るとは思ってもいませんでした。


 代役決定した際に友人に、「どうかどうかわたしの分まで代役の暁さん、天華さん、碧海さん、鳳真さん、さらにさらに星組の皆様と輝月さんへ万雷の拍手を捧げてあげてくだんさい」と頼んでいたのですが、幕開けから終演後まで、それはそれは大きな、鳴り止まないほどの拍手が送られたようで、月組観劇の興奮も相まって友人からのその報告に泣きました。


 代役公演はいつまで続くのか分かりませんが、とりあえず今日という日を乗り越えられたこと、心の底から安堵しています。



 それにしても数年前、月組エリザベート』での美弥さん休演のために月城さんがフランツを、風間さんがルキーニを似合うと決まったあの日。

 まだまだ下級生だった風間さんが本公演で大役ルキーニを担うことになり、舞台下にて緊張と恐怖で震えそうに泣きそうになっていた風間さん。そんな風間さんを一番近くで支えてくださっていたのが一緒にルドルフ役替わりをしていた暁さんでした。


 そんな下級生思いで組子思いの温かな暁さんを、今回は星組の皆様とお客様全員で支えてくださったこと。なんだかいろんなものがごちゃ混ぜになって感極まって話を聞いただけで胸いっぱいなのですが、まずは今日という日に優しいお客様たちに包まれて公演できたこと、本当に本当に良かったなという気持ちでいっぱいです。


 暁さんをはじめ、代役の皆様は持っているエネルギーフルスロットの頼もしさだったようで、友人からの感想を電話口で聞くだけで胸をたぎるものがありました。代役公演と呼ぶには失礼なくらい、全員が舞台を成功させようと力いっぱいやり切ってくださったそうです。


 そして、どうなるのかなと思っていたフィナーレですが、デュエダンに至るまですべて礼さんの代わりに暁さんが担ったようです。さらにはナイアガラ大羽根を暁さんが背負われ、衣装も礼さんのものを身に纏い、一番最後に降りてこられたようで、初舞台生の頃から暁さんを見守っている身としては、暁さんが大羽根を背負って大階段を降りたと報告されて、(客席に座ってそれを見守りたかった……)の気持ちでもいっぱいになりました。


 そんなことを言っている場合ではない緊急事態ではあるのですが、羽根以上にたくさんのものを背負って大階段を降りてきただろう暁さんを、というか大羽根を背負った暁さんを、いちファンとして本当にただ見守りたかったなという戯言をどうかお許しくださいませ……。

 いつか背負ってくださるとは信じていたのですが、まさかこんな形で大羽根を背負うとは本当……そっか……そうなんだなあ……とちょっとセンチメンタルな心境にもなってしまいましたが、いつか来るその日に、大羽根背負ってる姿がわたしもきちんと拝見出来ますように……。



 また、今回は緊急事態のことであるにも関わらず、この大きな羽根を背負ったこと、またトップ位置で降りてきたことに対してまた何かしら批判的なことを暁さんが言われなければいいなという親心のような気持ちが湧くのですが、大羽根は宝塚初見の人たちも楽しみにしているだろうアイテムなので、今回の劇団の判断を、どうか温かく受け入れてくだされば幸いです。


 とにもかくにも友人からの話を聞いていて、今日観劇された星組ファンの皆様が宝塚愛にあふれた温かい方々ばかりで本当に本当に本当に良かったです。誰目線なんだという感じなのですが、万雷の拍手をしてくださった方々本当にありがとうございました。



 本日観劇した友人は礼真琴さんのファンであるのですが、「暁さんをはじめ星組のみんなが頼もしすぎて、これで礼さんがゆっくり休めると思うし、礼さんの体調が心配なことに変わりはないけれど、礼さんの心の負担がこれでほんの少しでも減ったのならこれ以上のことはないし、わたしはひたすら今のベストな判断を下した劇団とエネルギー全開の星組を応援するだけです」と言い切っていて、泣きわめかない友人が大人すぎてすごいなと思いました。


 と言うのも、現在日本に住んでいない友人、礼さんのロナンを生で観れていないので、そしてこれから先も映像以外で観ることはできないようなので、それはそれは本当に今日という日を楽しみにしていただろうに、それでもこんな素敵なことを口にできる礼さんファンの格好良さに、礼さんの素晴らしさまで垣間見えるようでした。

 今日の『1789』、礼さんの気持ちを組子ひとりひとりが受け継いだような、本当に本当に上質なミュージカルだったようです。




 本公演を楽しみにしていた方々や退団者の皆様のためにも、そしてなにより礼さんが「自分ひとりのせいで公演ができない」と苦しまないためにも、このような形で公演が再開されたこと、代役の皆様が力いっぱい舞台に立ってくださったこと、本当に良かったと思います。

 もちろん、複雑な心境の方々も当然いらっしゃるとは思いますが、大きな大きな存在が欠けてもなお、パワー全開に頑張る星組の皆様に、明日からも万雷の拍手が送られ続けますように。



 礼さんの休演には本当に言葉にならないほど辛いものがありますが、これが今の星組さんにとってベストな判断だったと信じて、星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』東京宝塚劇場公演がこのまま上演され続けますことを、そして礼さんのご回復を心の底より願っています。





 はてさて。友人の話に電話越しに感極まったわたしはと言えば、本日月組をマチソワ観劇した結果、昨日の初日からフルで3公演観劇しました。あ〜〜〜観劇三昧楽しくってたまりません!!! すごいたのしい二本立てなんですけどどうしましょう!!!


 3回観ても、「まだまだ全然見足りないし今日もあっという間だったしお芝居でも客席登場あるとか知らなかったし(※昨日は2階席で今日は1階席だったため)、昨日から薄々思っていたけれど今まで観てきた齋藤先生の中で一番好きなお芝居がここに爆誕してしまっている……。ちゃんといろいろストーリーが練られているし、セリフが続いた後の絶妙なタイミングでナンバーがくるのが気持ち良すぎるし月組生の安定感が凄まじいし、IAFAオマージュ要素が懐かしすぎるし、あ〜月組生全員愛しい〜〜〜」ってお芝居だけでなるんですね。


 それに加えて、「プログラムを熟読して挑んだ栗田先生ショーはやっぱり艶やかでオシャレでセンスの塊すぎてまだ拍手のタイミングを迷う……けど唯一蓮さんへは拍手しやすいショーのつくりになっていて本当にそんな配慮まで栗田先生は天才……の気持ちになりました。(※ショーで蓮さん堪能するなら下手がおすすめです)
 流れがわかると全場面東京への一抹の切なさとしみじみとした愛しさが込み上げてきてたまらないのですが月組に向けてこんなに浪漫あふれるショーを作っくださりありがとうございます」と、ショーでも大満足感を得られて個人的にド好みの二本立てです。


 あ〜絶景かな〜絶景かな〜!!! と、気づいたら口ずさんでしまう帰り道、これを幸せと称さずになんと称すればいいでしょうか……!



 そして完全にわたくしごとですが最下級生とは思えない109期生の乃々れいあさんにハートを撃ち抜かれまくってお芝居でもショーでももう夢中でオペラグラスを向けてしまって大変に大変でした。すごい娘役さんがまた月組に誕生してしまっていますので皆様ぜひご注目くださいませ。


 ということで、わたしは明日もこれからも今回の月組を観劇しまくるのですが、通いがいのある本作、も〜〜〜明日の観劇も本当に楽しみだなあの気持ちでいっぱいです!!! は〜〜〜100回と言わずに一生通いたいなあ〜〜〜!!!



 それでは、月組星組も、明日からもエネルギーいっぱいに公演が実施されますことを心の底より願っています。そして、礼真琴さんが、時間がかかっても元気なお姿で星組の舞台に戻ってきてくださいますことを心の底から祈っています。



 西でも東でも、素敵な宝塚の舞台が紡がれ続けていきますように……!


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