ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

月組3番手・風間柚乃さんについて記したくなった話


 本日は何を隠そう宝塚 GRAPH10月号の発売日。


 そして今月号の表紙は海乃美月さん&風間柚乃さんということで。


 風間さん、GRAPH初表紙おめでとうございます!!!


 少し前に家に届いていて、 海乃さんと風間さんの手をつないでこちらを振り返っている最高ショットを拝見しては、GRAPHはまたしても最高の表紙を生み出してくださったのですね??? の気持ちでいっぱいになるのですが、 とっても素敵な表紙にニコニコしてしまいます。かわいい〜〜〜ね〜〜〜!!!


 (※今月号には2022年度の年度賞も掲載されていましたが、今日はまだ発売日ですし、発表を自分で見たいと言う人もいらっしゃると思うのでここでは伏せておきます。が、受賞した皆様方おめでとうございました!!!)




 ということで本日は、GRAPH初表紙も飾り順調に他ならない風間柚乃さんについて少しばかり記させていただきたいのですが。


 というのも風間さん、すでに月組の立派すぎて頼もしすぎる3番手であるはずなのに、な〜〜〜んかそのことに関して、「実力があるからこそスターじゃなくて別格が似合うね」みたいにひねくれたことを言う方々をたまに見かけます。



 何を思うのもどんな価値観を持っているかも人それぞれですし、その意見を否定するつもりはありません。ただ、先述の言い分を初めて見聞きしたとき、(褒めているように見せかけてめ〜ちゃくちゃ意地悪な表現だな!?)と、モヤモヤ感じたのはもちろん、いつまでもしこりのようにその表現が頭の片隅に残っています。



 わたし的には、風間さん出演舞台を拝見するたびに、「こんなにも観客をワクワクさせてくださる唯一無二のスター様最高すぎでは〜!!!」という気持ちなのですが、別に全宝塚ファンに認められる奇跡が起きてほしいわけでもないのですが、ずっと風間さんを見守り、そして風間さんの頑張りに涙し、その存在に頼もしさと感謝を覚えてきた身としては、なんかこう、「スターは似合わない」みたいに言われているのを見かけると、結構辛いものがあるわけですよ。(あと普通に多方面に失礼極まりないな、と。)



 と言うわけで、風間さんの頑張りと軌跡および今現在の魅力について記したいと思います。



 
 振り返りますと、風間さんはポテンシャルの高い100期生の中でも男役としてはかなり抜擢が早かったです。けれど一番風間さんの存在を、それこそ他組ファンにまで知らしめたのは、「代役公演」だったと思います。


 2018年の月組エリザベート』を美弥さんが休演した際、月城さんが美弥さんのフランツ役を、そして月城さんのルキーニ役を風間さんが演じられたときのあのインパクト。

 たまたまこの代役公演を観劇していたわたしは、新人公演でルキーニを演じるにしても、このクオリティは凄すぎるじゃないか、と唸らずにはいられませんでした。(風間さん本人は物凄いプレッシャーだったと後日語られています)



 さらに翌年、月城さんの怪我での休演により『夢現無双』では月城さんのお役を、その後の別箱『チェ・ゲバラ』でも、月城さんが担うはずだったと思われるカストロ役、つまりは2番手役を最高の頼もしさで演じきっては月組のピンチを乗り越えてくださった風間さん。そのとき風間さんはまだ確か研6でした。


 研6で轟さんと対等な勢いで演じ切ってしまう風間さん。お髭も本当に似合っていて、ポテンシャル大発揮の公演にわたしは観劇後感動で胸がいっぱいになってしまったのですが、学年なんてものを感じさせない役者としての力にこれでもかとばかりに震えてしまいました。



 そんな風間さんが新人公演を卒業。珠城さんの退団に暁さんの組み替えを経て、あれよあれよと今や立派な月組3番手として、それはそれは頼もしすぎる活躍を遂げ、今回の大劇場でも普通の人が演じたらすべって白けてしまうような難役を糸も簡単に演じてるように見せてくださっていらっしゃいます。


 「自然に上手い」ということが、風間さんは本当に上手いのです。


 ショーでは、月組では珍しいほどお客さんを釣りまくるのが風間さんです。「目が合う」という感覚になる確率が本当に凄まじいわけです。あと風間さんはよく拍手指導もしてくださるのですが、客席を巻き込みながら歌って盛り上げてくださるときのあの高揚感。なんかもう本当に、風間さんの全力感が楽しくて楽しくて仕方ありません。



 代役公演でプレッシャーと共に舞台に立った勇敢な姿で感動させてくださり、笑っちゃうほど全力なエトワールでパレードを盛り上げてくださったり、シリアスもコメディもこなせるお芝居で舞台をつくりあげてくださったり、 次は何をしてくださるのだろうという高揚感やワクワクを与えてくださったり。こんなにもたくさんの感情をくださる風間さんはわたしにとっては唯一無二の、それも輝きに輝いているスターであることに間違いありません。



 もちろん、その人にとってのスターの基準はさまざまだと思いますし、さまざまでいいと思うのですが、意地悪な表現をされる方もいらっしゃるので、「わたしにとって風間さんはスーパースター様なんですわ!!!」ということを改めて声を大にしてここに記しておきたいなと思いました。大好きです。


 いやはや、大好きって気持ちをはっきり記すと、誠にスッキリいたします。


 ちなみに、風間さんは上田久美子先生脚本演出舞台のような、演技力が欠かせない激アツ公演で主演を果たして、客席を大感動させては虜にできる力を持っていると思っているので、そういう運命の作品にこれから先出会えたらいいなと密かに祈っています。



 はてさて、月組の確固たる3番手であり、万博アンバサダーも担い、GRAPHの表紙にも登場し、これからますます風間さんの活躍の場は広がると思います。

 それに伴い先述したような声もまた見かけるのかなと胃のあたりが痛いのですが、いちファンとしてできることは応援すること以外にありませんので、これから先も精一杯応援させていただきたいと思います。



 最後に。今日も有り難く月組公演を観劇させて頂いたのですが、なんかも〜全場面全月組生最高でございました。組み替え発表等あり、これからの月組人事がどうなるのかソワソワしてしまうのは事実ですが、わたしはひたすら全力で頑張る月組の皆様を全力で応援させていただくだけだなと思います。月組大劇場公演も残り4日。最高に楽しい本公演が元気に走り抜けられますことを心の底より願っています。


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