ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

今回の件で個人的に込み上げる感情とか本音とかの話


 まずは本日、月組公演において白河りりさんの休演も発表されました。休演者の人数がひとり増えたことに言いようのない心配を抱えつつも、白河さんの快癒を願いながら代役の静音さんを心から応援いたします。


 本日の代役公演もたくさんの人が温かな拍手をおくってくださったと思うのですが、人間、身体が資本です。どうか月組の皆様が無理だけはされませんことを心から祈っています。




 そして本日、【今後の宝塚大劇場公演ならびに『タカラヅカスペシャル2023』について】と題して発表がありました。


 外部の弁護士の方々による調査チームにおいて関係者へのヒアリング等を行っているけれど、調査にはまだ相応の時間を要する状況だということ。


 ゆえに、公演の再開は難しい状況であり、宙組宝塚大劇場公演については、残りの全日程を中止すること。


 また、雪組宝塚大劇場公演について、生徒の心身のコンディションを最優先に対応しているため、11月23日(木・祝)までの公演および新人公演を中止すること。

 (※11月24日(金)以降の公演実施については、11月17日(金)中に案内があるとのこと)



 『タカラヅカスペシャル2023』については、宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため、今回の開催を見送ること。




 お昼休憩中にタカスペのエントリーをした直後、以上のような発表がありました。


 改めて、大切な命がひとつ失われてしまったことの重みを考えずにはいられません。



 宙組は大劇場公演が残りの全日程中止になりました。亡くなられた方が実際に所属していた組だからこそ、ヒアリングや心のケアに慎重さと時間がかかることは明らかで、週刊誌への劇団の有耶無耶な対応もあり、このまま再開しても批判に晒されるだけですし、稽古どころではなかったと思うので、致し方ない判断だと感じます。

 また、調査の結果については、しかるべき時期に情報発信があると案内がありましたが、その結果週刊誌がでたらめだった場合、週刊誌にも毅然とした対応をとってくださらないと、名指しされた生徒さんたち、舞台に立つのが本当に怖いと思うので。何度目の無意味なお願いだとは分かっていますが、お願い致します。




 次に雪組についてですが、生徒さんの心身のコンディションを最優先に、初日の延期が発表されました。キャストボイスをはじめ、雪組に関する情報がすべてストップされていましたが、お稽古すらできる状況ではなかったのかもしれません。

 わたしのチケットは消えてしまいましたが、雪組にはご遺族の方もいらっしゃいます。時間が経てば痛みや悲しみが癒えるわけではありませんが、稽古期間はもとい四十九日を終えてからの公演でも致し方ないと個人的には思います。内情は分かりませんが、ひたすら静かに心を寄せたいと思います。




 次にタカスペ中止についてですが、4年ぶりということで、開催決定当初は本当に嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。それから数ヶ月後の現在。開催中止の決断が下された今、何を言っても誰かを傷つけるので唇を噛み締めることしかできませんが、今しかない宝塚。どうしても、いろいろ込み上げる感情がありました。

 


 なんか本当に、本当に、悲しいことが次々起こりますが、調査の発表があるまで、本当の意味では宝塚は何も動き出さないのだなと思います。


 それなのに、調査の発表なんて待たずに週刊誌はどんどん記事を書き、しかも宝塚を取り上げる週刊誌の媒体は増えていく一方なのかなと思うと、なんかもう本当に、誹謗中傷が過熱して二次被害が起こらないか不安でたまらなくなります。



 わたしの本音と言えばですね。上級生とか下級生とか路線とか別格とか管理職とか関係なく。舞台上から幸せな気持ちをくださるジェンヌさんたちひとり残らず幸せでいてほしかっただけなんですけどね。

 夢みがちなのでね。本当に、誰に馬鹿にされても、最下級生の一番端っこのジェンヌさんに至るまで、宝塚にいること、宝塚の舞台に立てることが幸せでたまらないって。そういう気持ちで舞台に立ってくれていたらいいな、って願っているタイプの人間でして。

 今回の件でさまざまな人が集団なんだからいじめがあって当たり前だとか発言してるのを見かけるのさえ辛すぎるくらい、そういう気持ちでファンをしておりまして。大変なことはたくさんあっても幸せな世界であってほしいんだよと泣きごとをこぼすことしかできないのがまた辛いんですけどね。なんかもう、スーパーマンの力でもなんでも借りたいくらいには辛いなあと感じてしまいます。



 当事者でもないくせに、度重なるいろいろな、いろいろな痛みに、ちょっと泣きそうになる毎日ではございますが、痛みを覚えているたくさんの方々に、これ以上の痛みが降り注ぎませんように。そして改めて、亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。



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