ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

守りたい。月組新人公演中止と11人の復帰と観劇話


 本日、月組 東京宝塚劇場公演『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色』において、複数の出演者よりインフルエンザウイルスの陽性が確認されたため、新人公演実施に向けた準備期間が確保できないことから、10月26日(木)18時30分開演の新人公演を中止するとの発表がありました。



 下級生を中心に休演者がたくさんいらっしゃったので、もしかしたらという不安はありました。ですが、実際に中止の発表があると、胸に詰まるものでいっぱいになります。



 今週のタカラヅカニュースにて、月組新人公演のトークが順番に放送されていました。


 新人公演主演の瑠皇さん、新人公演ヒロインの花妃さん、彩路さん、七城さん、一輝さん、雅さん。

 6人の方々の今回の新人公演への意気込みや考えを聞きながら、どんなふうに皆様が舞台をつくりあげていくのか、とても楽しみにしていました。


 しかしながら今回の中止を受けて、皆様の思いの丈の昇華先がなくなってしまったこと。月組103期生の皆様の新人公演が終了してしまったこと。それらを考えると心が痛くてたまりません。


 大劇場に引き続き、もう一度新人公演を上演させてあげたかったな、と。そんな気持ちでいっぱいです。中止でしょうね、なんて。そんなことを軽く言えないほどには、成果を発揮させてあげたかったです。そして、配信で拝見したかったです。


 ただ、今回の中止は誰のせいでもありませんので。

 たくさんの稽古をしてくださった月組下級生の皆様には万雷の拍手をおくりたい気持ちでいっぱいですし、大劇場の新人公演映像を配信用として販売してくれたら私は言い値で買うよ、ということだけここに記しておきたいと思います。



 新人公演中止のお知らせには本当に唇を噛み締めることしかできませんでしたが、同日、休演していた彩海せらさん、柊木絢斗さん、大楠てらさん、羽音みかさん、まのあ澪さん、毬矢ソナタさん、真弘蓮さん、月乃だい亜さん、一乃凜さん、天つ風朱李さん、美渦せいかさんが、10月21日(土)11時公演より復帰することが発表されました。



 ああ、皆様、おかえりなさいませ……!


 東京宝塚劇場前にて、一気に11人の公演復帰を知って、胸がいっぱいになりました。


 白河りりさんと爽悠季さんの休演復帰も心待ちにしていますが、どうかご無理だけはされませんように。罹患された方々がゆっくり休んだのち、万全の状態で舞台復帰できますことを祈っています。そして、日向さんの次の大劇場での復帰も心待ちにしております。



 それでですね、はい。本日、当日公演中止に当たって以来の月組さん観劇でございました。


 10人越えの代役公演を覚悟していたので緊張していたのですが、無事に戻ってきてくださった皆様の元気そうな姿に心の底から安堵と涙があふれました。ああ、なんか、よかったなあ。本当に、また会えてよかったなあの気持ちでいっぱいになりました。



 白河さんの代役である静音さんのリンも白河さんに負けず劣らずとっっってもかわいくて、新人公演のお稽古頑張っていたんだなあということも同時に伝わってきて余計に泣けました。

 モダガはきよらさんが代役を担っていましたが、きよらさんが怪我で休演していたロマ劇で白河さんが代役を演じたときのことを思い出さずにはいられませんでした。

 お互いがピンチの時にこうして支え合っている姿が本当に、なんか本当に泣けて仕方なかったです。月組の娘役さんたちいや男役さんたちも全員本当に大好きなのでもう全員本当に幸せでいてくださいませ。



 また、爽さんの冒頭の刑事役は108期の白霧さんですが、研1のときに怪我での休演でなかなか月組の舞台に立つことができなくて、ようやっと月組生として舞台を踏んでいるわけですが、エネルギーいっぱいで本当に素敵な男役さんだなと元気を頂けます。2階客席降りでもアツアツにウインク飛ばしたりしてくださる白霧さんがこれからも怪我なく元気に舞台に立てますよう改めて祈るなどいたしました。



 休演から復帰した皆様がしっかりと舞台に立っている姿になんかずっと泣いていたのですが、新人公演中止の報を受けたばかりだろう瑠皇さんをはじめとする新公学年の皆様もそんな悲しみを一切感じさせることなく演じきっていて、ショーではたくさんの笑顔を向けてくださって、本当に本当に誰よりも幸せなことがあってくださいと願いながら拍手をしておきました。幸せであってください。



 不安な状況下にて、月城さんと海乃さんを中心とした月組の落ち着いた安定感に胸いっぱいになって、この世界を守りたいなあとひたすらに思うのみなのですが、このまま公演が無事に大千秋楽まで辿り着けますことを心より願っています。



 客席降りにて蓮つかささんのええ声デカデカボイスを浴びれて、笑顔を浴びれて、月城さんとの笑顔いっぱいのお手振りを浴びれて、その笑顔を守りたいなあの気持ちでいっぱいになりました。守りたいです。本当に、何が出来るわけではないファンですが、この空間を守りたいなあと思います。



 そしてそのあと東京建物ブリリアホールにて雪組100周年を祝うOGの皆様大集結の『Greatest Dream』を観劇させていただきました。こちらもとても素敵な舞台で、「それぞれの時代のあの頃の雪組」を感じる連続でございました。


 また、配信等観た方は内容はご存知かと思いますが改めて生田先生・真彩さんご結婚おめでとうございます。望海さんとのくだり最高でした。ありがとうございました。



 組織問題、コロナやインフルエンザといった感染症、人間関係。
 舞台をつくる上で、芸事だけでなく、さまざま。本当にさまざま大変なこと、どうしようもないことがあるとは思うのですが、やはり舞台という一期一会の世界に魅せられた人間として、その世界が衰退の一途を辿らないことをいちファンとして心の底より願っていますし、貢献できるところにはとことん貢献していきたいなと思います。


 心がざわめくことの多い昨今ではありますが、たくさんの人が健やかに生活できますことを祈っています。


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