ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

姉妹と同期。全日程休演が心配でたまらない話


 星組宝塚大劇場公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』『VIOLETOPIA』先着順方式に参加してチケットを確保した本日、ショックな休演発表がありました。





 まずは、花組公演『BE SHINING!!』の休演者について。


昭和女子大学人見記念講堂公演:2023年11月28日(火)〜12月3日(日)

神戸国際会館こくさいホール公演:2023年12月10日(日)〜12月13日(水)


 朝葉ことのさん(103期)の全日程休演が発表されました。




 次に、星組公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』『VIOLETOPIA』の休演者について。


 宝塚大劇場公演:2024年1月1日(月・祝)〜2月4日(日)

 東京宝塚劇場公演:2024年2月23日(金・祝)〜4月6日(土)


 蒼舞 咲歩さん(99期)の全日程休演が発表されました。


 カマルの代役 蒼舞咲歩さん→世晴あささん(104期)




 ということで、個人的には非常に心配な休演です。しかも、全日程休演なんですよね……。


 公演中復帰の見込みがない怪我等、全日程休演が発表されることは今までも多かったのですが、これは……と感じる休演者ラインナップに不安がよぎります。


 というのも、朝葉さんは、103期生。亡くなられた方の同期です。前回の公演では新人公演ヒロインも担い、大千秋楽まで気丈に舞台に立ってくださいましたが、このタイミングで精神的に、どっとした疲れがきてしまったのかもしれないと感じました。(もちろん怪我等の休演かもしれません)


 休演が発表されるといつも心配なのですが、今回の休演発表いつも以上にとても心配で、劇団のメンタルケアよりも家族と一緒にいる方がよっぽど回復されるのかなとも思ったりしました。


 朝葉さんがコンサートにご出演されること、本当に本当に楽しみで仕方なかったのですが、『アルカンシェル』で朝葉さんがご無理されず舞台に立てます未来を心の底より祈っています。



 そして蒼舞咲歩さんの休演についてですが、蒼舞さんは休演中の亜音さん(103期)のお姉さんに当たります。


 亜音さんは今年、理由のわからない休演が発表されていて、どうしたのだろうとずっとずっとずっと心配でした。そして先々月、亜音さんの同期の方が亡くなられました。


 宙組は公演中止中であり、来年の別箱についても一般販売日程が後ろ倒しされるなど、公演が実施されるのか厳しい状態にあります。そんな中で、亜音さんが宙組の舞台に戻ってくるのかわからない今、お姉さんである蒼舞さんも休演。しかも、全日程休演です。


 これが心配せずにいられるか? って話なんですけど、いやもう本当、ジェンヌさんたち、大丈夫ですかね……。



 前回の花組公演を全日程休演された希波さんは、花組コンサートには出演できそうなので、本当に安堵しているのですが、なんかもう、今のままでは、舞台に立ちたくても親等から反対されて宝塚の舞台に立てなくなる方々も増えてくるんじゃないかなと個人的には危惧しております。


 だって、親としては、いくつになっても、自分の娘が大切ですもの。もう大人だとか、舞台人だからとか。そんなの関係なく。娘の命より大切な舞台も大切な世界もないと、私なら思ってしまいます。



 先日実施された劇団代理人とご遺族代理人の面談がどのような形になったのか。明日のご遺族の会見でそれは明らかになると思うのですが、ますますジェンヌさんたちが宝塚歌劇団に所属しづらくなるような、そういう間違った方向性を劇団が貫かなかったことを祈っています。




 あとはもうですね、パワハラはなかったと思うと断言している意見を見かけるたび、ご遺族側が「そういう話し合いをしたい」とおっしゃっているところなので、有無を外野が決めつけるの、本当にモヤモヤするなあと感じています。(もちろん発言は個人の自由なのですが)


 いやだって、週刊誌にパワハラとかいじめだとか断言されて嫌だったことを、ファンやOGがご遺族の皆様相手にするのって、ご遺族の皆様を傷つける意図はなくても、なんかなあって感じです。


 特定の宙組生がこんなにも外野から名指しで責められるのはおかしいって意見なら分かるんです。有無も分からない。そもそも人に人を裁く権利はない。だから、石を投げて彼女たちを無闇に苦しめている人たちを非難するのはわかります。


 ですが、「パワハラなんてなかったはずだよ。悪い人なんてひとりもいないんだよ」という庇い方をしてしまうと、結局話し合いをしたいご遺族を傷つけるだけなんじゃないかなあって。それって、影響力が違うだけで、週刊誌に傷つけられることと、同じことをしているんじゃないですかねって気持ちに私はなります。


 亡くなられた方のお力含め、宙組の舞台でたくさんの幸せを頂いてきた人間なので、宙組解体なんてものを望んでいるわけではないんですよ。そして、ご遺族の皆様の要望にもそんな趣旨の話は一切なかったわけですよ。だからなんかもう真っ当に、ひたすら真摯に、ご遺族の方との話し合いがとことん行われていってほしいなという一心でございます。



 パワハラの有無の話し合いなんて本当に難しいですし、明日の会見ですんなり解決したことが報告されるとも思っていないのですが、亡くなられた方のためにも、ご遺族のためにも、これからの宙組のためにも、これからの宝塚のためにも、同じことを二度と繰り返さないためにも、これから先もしっかりとした話し合いが進められますように。




 最後に。間違いとか。悪い習慣とか。よくない伝統とか。それを認めても、とことん付き合っていきますので。どうか、変わるべき今を、逃さないようにしてほしいと心の底より祈っています。


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