ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

星組新人公演と宙組スカナビトークに思うこと


 まずはじめに、本来、本日は星組 『RRR』新人公演実施日でしたね……。


 もうこの中止発表を受けたとき本当に本当にショックでね……。


 一昨日、大希さんが休演しているって友人から聞いていたときから心臓がバクバクしていたんですけど、 実際発表を受けるともう本当に泣きそうでした。


 でも、「新人公演につきましては、振替公演の実施可否について、現在検討をしております。」 と文章が掲載されていたのはまだ救いだったかな……。


 振替公演を検討するほど新人公演の大切さが理解できているのなら、やっぱり東西ともに公演させてあげた方がいいと私は思います……。長の期の皆様の雑務負担を無くして(もう無くしてくれていたらいいのですが)、東西で公演してほしいな……。



 もちろん振替公演実施のためには新人公演初主演である大希さんが元気に復帰してくださることが第一条件ですが、もう本当に、こんな中での新人公演、プレッシャー等たくさんあるのは当たり前だと思うので、どうか自分を責めずに元気に回復してくださったらいいなと思います。



 それにしても100期生以降、コロナやスケジュール見直しを受け、新人公演が満足に2回出来ない不安定な状況が続いています。新人公演は下級生たちの研鑽とチャンスの場です。安定的に東西で公演できる日が戻ってきてほしいと切に願いますし、大希さんが復帰したうえで、星組新人公演が実施出来たらいいなと願っています。




 そして今週はタカラヅカニュースのMCを宙組の真名瀬みらさんと湖々さくらさんが担当しています。


 昨日より放送されている95期対抗カーレースが楽しくて仕方ないのですが、今日はスカナビトークの放送もありました。(※MCふたりが公演に向けてなどトークしてくださるコーナーのこと)



 宙組は今公演が出来ていないため、同期同士で舞台のアクセサリーを見あったりする話や、キャトルロケについての話をされていました。


 そんな中で、真名瀬さんがファン時代のキャトルの思い出を語っていらっしゃいました。


 宝塚音楽学校に入る前にキャトルに通っていた真名瀬さん。キャトルには宝塚音楽学校の文化祭のプログラムが置いてあって。まずはここに載ることを目標に頑張ろうって。熟読した覚えがあります、と。語られました。


 ふたりの締めの挨拶は、「いろんなことを経験させていただきながら、これからももっとふたりで成長していけるように頑張っていきたいなと思います。皆様見守っていてください。がんばります」でした……。


 すっごく慎重に、言葉を選びながら、気を張ってお話しされていることが痛いほど伝わってきて、なんか本当に泣いてしまいましてね……。


 少なくとも、このふたりは本気で仲間の自死に向き合っていると、私はそんなふうに感じました。


 大切な彼女が自死し、劇団がパワハラを認めている以上、宙組生が可哀想だからという理由で今回の悲しい出来事を矮小化したり、宙組は何も悪くないなんて目を逸らすことを私は良しとは思いません。


 目を逸らしてしまったら、自死した彼女やご遺族が救われないことはもちろん、パワハラが起きるきっかけを引き起こしているのだろう伝統や組ルールが変わるきっかけすらなくなってしまうからです。


 命よりも大事な伝統もルールもありません。すでにそれに気づいている宙組生はたくさんいると思います。ご遺族に謝りたいと思っている宙組生も、救えなかったことを悲しんでいる宙組生も、たくさんたくさん、いると思います。


 彼女の尊い命が戻ってくることはありませんが、謝りたい、手を合わせたい、変わりたい。そういった気持ちを、私は蔑ろにしたくはありません。


 5回目の面談結果がどうなるかは分かりませんが、これ以上誰も苦しまない方向へ進んでいけますことを心より願っています。



 最後に。明日は花組公演再開予定の日です。本日、休演者の発表も代役のお知らせもなかったので、休演者ゼロで代役は無しと考えてもいいのだろうか……と都合よく思ってしまうのですが、ひとりでも多くの花組生が明日、花組の舞台に元気な姿で立てますことを心の底より願っています。



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