ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

大路りせさんの休演と客席降り再開に思うこと


 まずは本日、朝日新聞『ファン待望 礼真琴、「1789」で歌いあげる革命ロックへの思い』という記事にて、客席降りがあることが発表されました。


 客席降り再開は嬉しい反面、ジェンヌさんに負担がかからないのか心配にもなるのですが、1789はショーではなくお芝居であり、二幕冒頭の客席からの登場場面がそこに当たると思います。

 客席降りというよりは通過なので、ハイタッチなどの仕様はありません。ので、久しぶりの客席降りの再開としては一番適した演目だと思います。


 公演中止の辛さを実感したからこそ、手放しでは喜べないのも事実ですが、礼さんをはじめとする星組の皆様が今回の決定を前向きに捉えているからこそ、わたしたちファンも決してご迷惑をおかけしないことを大前提として楽しめたらいいなと思います。


 けれどやはり、1789で客席降りの計画があったならば、ジェンヌさんの健康を第一に考え、コロナ5類に分類された後の対応として、マスク必須の方針でも良かったのではないかな……と感じたのも正直なところです。


 難しいところではありますが、客席降りの再開を幸せなものにするためにも、客席に座るわたしたちがノーマスクで咳き込むようなことがないよう、たくさんの方々がジェンヌさんや公演のために心掛けてくださいますことを心の底より願っています。




 そして本日、心配なニュースが入ってきました。
 宙組の男役である大路りせさんが『カジノ・ロワイヤル 〜我が名はボンド〜』のソワレを休演されたとのことです。

 正式に言えばマチネの二幕から舞台に立っていなかったようです。


 先日、新人公演主催を立派に務め上げてくださったからこそ、とても心配です。新人公演後も休みなく舞台に立ち、疲労が溜まってしまったのでしょうか。


 一幕は出演していたのに二幕から休演というのは珍しいことではありません。が、過去、その際の休演理由は怪我の場合が多かったと記憶しているので、大路さんがどこかを痛めてしまったのかとても心配になります。


 さっきまで元気そうだったジェンヌさんが突如舞台に立っていないときの言いようもない不安感というのは、本当に恐ろしいものです。
 動揺もしますし、舞台の内容が全く入ってこない心境にも駆られてしまいます。わたしもそういう体験をしたことがあるので、ショックの度合いを考えると、本当に心が痛みます。


 今のところ、公式HPには何も発表がありません。宙組は先日、愛未さん休演の際も改札前で案内があったのみで、公式HPでの発表がありませんでした。

 愛未さんの場合は数日で復帰されたのですが、大路さんの休演理由が分からない以上、心配な気持ちは尽きません。


 先日の新人公演が素晴らしかっただけに、大路さんの舞台姿を楽しみにしている方々も多かったと思います。そしてその分、大路さん自身、このタイミングでの休演はとても悔しいものだったと思います。


 けれど、まずはお身体が一番大事なので、どうか無理せず休息することを第一に考え、また元気な姿で舞台に戻ってきてくださることを切に願っています。



 新人公演の挨拶にて、「真風さんから学ばせていただいた時間はかけがえの無い時間となりました」と紡いでいた大路さん。

 真風さんを慕っていることがひしひしと伝わってくる挨拶がとても印象的でした。真風さんから教わるかけがえのない時間が、大路さんにとっては何よりの宝物になったのだと手に取るように伝わってきました。


 決して無理をしてほしくはないのですが、あれだけ真風さんを慕っていた大路さんです。東京大千秋楽にて、真風さんの男役最後の姿を見届けさせてあげたいなという気持ちをいちファンとしては抱いてしまいます。


 復帰時期は明日なのか来週なのかもっと時間がかかるのか。それは誰にも分かりませんが、大路さんの休演理由が大事に至らないものであることを、そして早期に復帰できるものでありますことをただただ祈るのみです。


 大路さんが舞台に復帰してくださるその日まで心配はつきませんが、まだまだこれからの宝塚人生。決して無理せず、大路さんが最高の笑顔で宙組の舞台に戻ってきてくださいますことを心の底より願っています。


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