まずは本日、月城かなとさんの写真集「Moonlit」（DVD付）が2024年1月23日に発売されることが発表されました。
発売されると信じていましたが、実際に発表されると本当に嬉しくて嬉しくてたまりません。月城さんの写真集発売おめでとうございますありがとうございます。
写真集の解説文が強化月城担！って感じで面白過ぎたのですが、早速カートに入れさせていただきました。拝見できます日が今からとても楽しみです。（海乃さんの写真集発売も決定したら泣いて喜びますので何卒よろしくお願いいたします。）
そして本日は明日の雪組初日に向けて、公演時間や公演メニューなどさまざまな発表がありました。宝塚大劇場はあの日以来稼働していなかったので、良い意味でも悪い意味でも注目を集めてしまうと思うのですが、幕が開く以上、公演期間中雪組の皆様の安全が確保されますことを心の底より願っています。
そしてここからは、昨日話題になった記事について感じたことを話そうと思います。
「公演中止派の組長がパニックで泣き崩れ…」宝塚歌劇団・赤ら顔の演出家が上級生と“不謹慎”飲み会のモラルハザード《タカラジェンヌ転落事件真相追及》（https://news.yahoo.co.jp/articles/4909a5676aac3ca36cb99f4487597e25360cf1e6）
劇団理事の立場である演出家の方が職場でお酒を持ち込んでいたことに関する記事です。昨日から話題になっていました。
この演出家の方がお酒が大好きというのはショーのコンセプトやインタビューからもご存知の宝塚ファンは多いと思います。
そして今回の記事に対して、「記載の者が酒類を持ち込んだことは事実であり、不適切な行為に対し既に厳重注意をしており、厳正に対処してまいります」と劇団側は回答されています。嘘ではないということです。
私は率直に、これは事実なのかとめまいがしました。
私も社会人ですが、職場にお酒を持ち込んでくる人間とは出会ったことがないです。お中元でいただいたり、何かしらのお礼という形で受け取ることはあっても、常識的に考えてこういった形でのお酒の持ち込みは職場環境としてありえません。
この演出家の方のショーは大好きです。今回のコンサートもとても楽しみにしています。これからも素敵な作品を作ってほしいと思います。ですが、素敵な作品を作るからと言って、ダメなものはダメです。いくら素晴らしい作品を作ってくださるからと言って、それとこれとは切り離して考えないといけません。
また、職場に酒を持ちこまないといけないほど依存しているならそれは記事にある通りアルコール依存症の可能性があるので、お身体のためにも一刻も早く病院に行ってください。その上で、こうやって職場に酒を持ち込めむことは「おかしいことなのだ」と。きちんと理解してほしいと思います。
それともうひとつ問題だと思ったことがあります。
演出家の方が酒を勧めだしたところで、103期生の方が｢こんな時にお酒を飲むなんて不謹慎ですよ」と抗議。それに対して上級生の方が 「先生に対して言い方が失礼。 先生に謝れ」とキレて罵倒したと記された点についてです。
これがもしも事実なら、 私はこういうところが今回の宝塚の問題の本質なんだと感じました。
上級生が下級生を叱るのは当たり前のことかもしれませんし、それはあってもいいんです。怒らず甘やかす世界が正しいわけではありません。
ですが、｢まともな指摘をしている下級生を上級生だからといって理不尽に叱れる」のなら、その感覚は間違っていると思います。
事故など起こさないため、そしてより優れた舞台を届けるため、上級生から芸事に関する厳しい指導は必要なことがあると思います。
ただ、正しい言動すら理不尽に怒られ、それらすべて「愛ある指導」 なんて言葉で片付けられたら、何も正されないまま理不尽が蔓延するだけだと感じます。
110 年続く世界です。 宝塚の伝統や習慣に素晴らしいものがある反面、 受け継がれなくていい伝統や悪しき習慣があることも事実だと思います。
宝塚に在籍している中で、そのあたりの判断や感覚がマヒしてしまっているのなら、そこは改善すべき点だと思います。変わらなければいけないところだと思います。
伝統という言葉を盾にしないで、どうか上級生下級生演出家スタッフ問わず、理不尽が憂延することのない環境で仕事することができるよう、こういった意識が変わっていきますことを切に願っています。
そしてこのタイミングでの103期生の休演を退団など、本気で心配してしまうのですが、いちファンにとっては初舞台から見守ってきた大切な生徒さんたちです。
彼女たちが理不尽な目にあっていないことを、これから先も理不尽な目に合わないことを心の底より願っています。
