本日、雪組トップスターの彩風咲奈さんの退団記者会見が開かれました。
『「宝塚を愛する気持ちは真実」 雪組トップ・彩風咲奈さん退団会見』(https://mainichi.jp/articles/20231227/k00/00m/040/013000c)
『来年10月退団の宝塚歌劇雪組トップ・彩風咲奈が会見「どんな状況でも感謝、愛…これだけは真実」』(https://hochi.news/articles/20231227-OHT1T51044.html?page=1)
以上のようなニュースを拝見させていただきましたが、白いスーツ姿のお写真、(綺麗だなあ……)としみじみ感慨深くなりました。本当に本当に本当にお美しくて光り輝いていますね。
今回の会見では村上浩爾理事長が席上で昨今の宝塚の状況について陳謝とともに、「彩風の退団以外についてコメントすることは差し控えさせていただきたい」と前置きされたとのことです。
また、会見前には「退団後の結婚に関する質問は、時代とそぐわないこともあり、今後はお気遣いなく」「彩風への質問は、退団に関することだけに限る」などのアナウンスがあったようです。
しかしながら実際に会見に入ると、宙組の事件に絡んだ質問も飛んだようなのですが、彩風さんは言葉を選び、誠実に応答されたとのことで、たくさんの制限がある中での会見だったとは思うのですが、彩風さんのやさしさと人格が滲み出た会見になったのだと思います。
退団については、「トップ就任時から(いつがよいか)考えていた」ようで、強く意識したのは、梅芸『ODYSSEY』の時だということです。
「最後の日まで大好きな雪組の男役として、芸の道をまっとうしたい。どんな状況の時も、皆様への感謝、宝塚を愛する気持ち。これだけは本当に真実だと思っております」とのお言葉、とても素敵です。
こちらこそ、最後の日まで大好きな雪組の男役彩風咲奈さんを応援し続けたい、と。そんな気持ちを伝えたくなりました。
また、「あやちゃんには、自分のタカラヅカ人生をまっとうしてから退団してほしい」と告げた彩風さんも、「自分はまだ、やるべきことがあると思います」と返答した夢白さんも、らしさ全開でとても素敵な関係性だなと感じました。
トップコンビそれぞれ、いろんな形があって、いろんな答えがあってこそだと思います。私は同時退団にこだわりのない人間なので、二人の意見がそれぞれ尊重された結果がとてもいいなと思いました。
おふたりが一緒に舞台に立つことの出来るカウントダウンは始まってしまいましたが、大好きな彩風さんと夢白さんのコンビを最後まで思いっきり堪能させていただけましたら幸いです。
いやはや、いろんな記事を読めば読むほど、彩風さんの素敵さに浸ってしまうのですが、タカラヅカニュースにて明日以降会見の模様が放送されると思います。さみしさを募らせながらも、この美しき人のゴールをしっかり受け止めていきたい所存です。
記事にも「これまでのトップ退団会見とは違って緊張感のある空気だった」と記されていましたが、こんな状況下の中での会見、本当に本当に本当にお疲れ様でした。彩風さんが良き年末を過ごされますことを心の底より願っています。
そして、さみしいニュースがあれば嬉しいニュースもあるわけで。退団記者会見が開かれた本日、彩風咲奈さんのディナーショー開催決定のお知らせが発表されました。<タイトル>
未定<構成・演出>
未定<出演者>
(雪組) 彩風 咲奈さん ほか<日時>
2014年8月14日 (水) 15日 (木) [東京会場]
2024年8月19日 (月) 20日 (火) [大阪会場]
ということで、詳細は会場含め追って発表ということになりましたが、ベルばらの東西間にディナーショーが開催されるとのこと。
最近だと、二番手で退団されるスターさんがこういう日程でディナーショーを開催していたことは記憶に新しいのですが、 トップさんで退団公演の東西間にディナーショーを開催されるの、めちゃくちゃ久しぶりで、個人的には結構なサプライズでした。
改めまして、彩風さん、ディナーショー開催おめでとうございます!
彩風さんには1本物ではなくてショーのある2本立て公演で退団してほしいという声もたくさんあったと思うので、さみしさの中にも、こういう嬉しいニュースがあるのは幸せなことだなあとしみじみ思いました。
ただ、それを言うなら、柚香さんも1本物であり、二本立てのショー付き退団公演が望ましいと思っていた方も多かったと思うので、柚香さんにもディナーショーを開催させてあげてほしかったというのが本音ですかね……。
そしてやっぱりディナーショーの空間は唯一無二なので、月城さんも開催させてあげたかったなあと。さらには、単独サヨナラショーのない星風さんと海乃さんにもミュージックサロンを開催させてあげたかったなあと。言ったらキリがないのですが、そういう気持ちも改めて覚えてしまいました。
ディナーショーをする人・しない人。 ミュージックサロンをする人・しない人。
タイミングによりけりなのだとは思うのですが、ディナーショーもミュサロも個人的には 「舞台とはまた違う特別な時間」なので、そのあたりの「する・しない」の差はなかなかに切なく、平等に降り注いでほしいな、と願っています。
ということで、彩風さんのディナーショー決定に喜び、退団会見の内容にさみしさと愛しさが増したわけではありますが、この先の公演がひとつも欠けることなく安全に実施できますように。
そしてなにより、宝塚人生最後のその日、彩風さんが心からの笑顔でたくさんの人に祝福されながら悔いなくご卒業できますことを心の底より祈っています。
彩風さん、今日は本当にお疲れ様でした。彩風さんの素晴らしい男役像を、その人柄を、ご卒業されるその日まで全力で応援させていただけましたら幸いです。