ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

このまま対処せず有耶無耶に続ける形なんですかね?


 まずは、1月1日の公演中止を受け、星組公演『VIOLETOPIA』のフィナーレ以降の生中継は見合わせとなっていました。


 ですが、 1月7日(日)に宝塚大劇場で実施されるスカステの貸切公演において『VIOLETOPIA』のフィナーレ以降を生中継されることが決定したとのお知らせがありました!


 元日の生中継がなくなってしまったこと、個人的には結構ショックな案件だったので、7日に放送決定したの、とてもめでたいなあと久しぶりに嬉しくなりました。

 スカステさん、粋な計らいありがとうございます。生中継楽しみにしています!




 そして、彩風さん退団発表と同日だったので取り上げるタイミングを逃していたのですが、一昨日は花組アルカンシェル』配役発表がありました。


 退団発表と同日に配役が発表されていなかったので、大丈夫なのかなと心配だったのですが、取り敢えずは一段階クリアということで少しばかり安堵しています。


 ただ、今回退団される美里さんに役はないことが寂しかったですね……。愛蘭さんも花売り娘という役柄ですが、『ポーの一族』で音さんが演じたようなソロ歌唱シーンのある役柄だったらいいなと思っています。


 役名だけだと誰がどんな役どころなのか全く分かりませんが、柚香さん・星風さん率いる花組の集大成に相応しい、ひたすらに素敵な作品になってほしいなと願っています。




 そしてここからは、演出家の方々について、一部の人にはめんどくさいファンだなと思われるかもしれないことを記しますので、苦手な方は避けてくだされば幸いです。
















 ということでその他配役まで出ましたが、このまま報道について何も対処しないまま演出を続ける形なんですかね?


 
 また、和希さんのディナーショーも無事に実施できて本当に良かったですし、とても素敵な夢のようなディナーショーでしたし、 「ディナーショー絶対やりましょう! 僕できます」と言ってくださった演出家の方に対して、その点においては多大なる感謝をしているものの、その感謝の気持ちと報道内容は切り離して考えないといけない問題だと思っています。



 報道され、劇場出禁になって現在裁判中の演出家の方もいらっしゃるのに、 今回の件について劇団が未だ触れないのはどういう違いなのか。


 今の宝塚はそれどころじゃない、これ以上演出家が減っては困る、などなどさまざまな理由が絡み合っているのかもしれませんが、報道が事実なら、未来の大切な演出家の尊厳がハラスメントによって踏みにじられていたわけです。



 どれだけ人気の演出家でも、 実力があって功績があっても、立場を利用したハラスメントは許されるべきではなく、宝塚歌劇団とご遺族の一番の論点が「ハラスメント」である今、今回の報道をうやむやにしたままでいいのかっていうのは、個人的にはものすごく引っ掛かっていて、釈然としなくて、心中複雑です。


 今回の演出家報道はきっとすべて真実でありこの人たちが手掛けた作品はもう観ない! のような突っ走った考えはもちあわせていません。週刊誌が事実をありのまま100%正確に記事にできるなんてそんなこと全く思っていないからです。


 ただ、週刊誌でこんなふうに晒された以上、その内容が0〜99%のうち、どのくらいの値に匹敵するものなのか。きちんとその件について調査されて、それは「事実・一部事実・事実無根」と回答できなければ、劇団は学習能力がなさすぎるんじゃないかな……と。


 今、一番繊細に、そして慎重に取り扱わなければいけないハラスメント問題なのに、スルーのままでいいのかな、と思わずにはいられません。



 私には報道された内容が真実がどうかはわかりません。ただ、宝塚愛がすごい、とか。作品が最高、とか。ファンや生徒から人気、とか。お茶目な一面がある、とか。そんなものでハラスメントの事実は消えないですし、被害者の傷が薄れるわけでもありません。

 そのため、真相がわからないからこそ変な庇い方はしたくないですし、同じく真相を知らないからこそ過激な批判もしたくないなとは思っています。


 つまるところ、部外者は相変わらず成り行きを見守るしかできないのですが、該当演出家の活躍の裏で苦しんでいる人がいるのかいないのか。否定してくださらない限りは、そのあたりのことを考えずにはいられないなあ……というのが今の正直な気持ちです。



 最後に。いちファンとして、誰かの犠牲の上で成り立つ舞台なんて望んでいません。宝塚に携わる方々、すなわち、生徒さんたちだけでなく演出家含めたスタッフの皆様がハラスメントに悩まなくていい職場環境で仕事に専念できますことを。そんな当たり前のことが当たり前に実現していきますことを心の底より願っています。


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