ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

3回目の面談結果について思うこと



 宙組生の方が亡くなられた件にて、本日、ご遺族側の弁護士が経過報告を書面で発表されたとのことです。



宙組団員転落死問題、遺族が宝塚歌劇団側に直接意見「内容が報告書に反映されなかった経緯がある」』
 (https://news.yahoo.co.jp/articles/5e46beefa60da5c95a5668edb860d8e387052104



 以下、引用になります。



 『1月24日に大阪で3回目の代理人交渉が行われ、それに先立ち、「面談会場で遺族2名(母、妹)が遺族としての心情・意見を直接阪急・劇団側の代理人に計約20分間話しました」と報告。

 その理由を「このような手続きをとったのは、遺族が大江橋法律事務所調査チームのヒアリングの場で数時間にわたり供述したが、その内容が報告書に反映されなかった経緯があるため、これまで面談の機会がなかった阪急・劇団側代理人に直接その思いを伝えたいと考えたため」と説明。


 その後、遺族は退席し、双方の代理人同士で数時間にわたり面談交渉を行った。


 面談の内容については、「阪急・劇団側代理人から、明確に従来の見解を変更し、遺族側の意見に相当程度配慮した内容が述べられました。遺族側としては、この点については評価し、面談交渉を続けることにより、合意による解決を実現したいと考えています」としたが

 「もっとも現時点においても阪急・劇団側の見解と遺族側の見解には不一致点が相当程度存在しており、遺族側としては、阪急・劇団側の姿勢が従前より前進したものと受け止めているものの阪急・劇団側がなお一層、遺族側の要請に応え、本件の解決に向けて誠実な対応を行うよう、求める次第です」と方針を明かした。


 第4回面談は遅くとも2月末に行うとしている。』




 以上のように記されていました。



 これだけでも3回目の面談交渉が、明確に従来の劇団側の見解を変更し、ご遺族の意見に相当歩み寄ったものだったことが窺えます。


 しかしながら、現時点においても見解には不一致点が相当程度存在していることもまた事実のようで、やはりすぐにすぐの解決には至らないようです。



 はたまた、今回の面談には、お母様も、現役のジェンヌさんである妹さんも参加され、遺族としての心情や意見を述べられたようですが、特に妹さんはどれほどの勇気を持ってしてその場に挑んだのかと思うと、言葉になりません……。


 大江橋法律事務所調査チームのヒアリングの場で数時間にわたり供述した内容も報告書に反映されることはなかったため、こうして直接思いの丈を伝える他なかったのだと思うのですが、証拠の件といい、劇団に肩入れする事務所に報告書のための調査を任せたのは本当に悪手だったと思います……。



 どうか、これ以上ご遺族側の皆様が苦しめられることがありませんように祈っています。
 
 


 最後に。あれから数ヶ月経ちました。


 亡くなった方を盾に過激に批判する世間の声が縮小していく一方、そんな声が許せなくて盲目的に擁護する声もあります。

 その擁護の中には、ご遺族の方々に向けて信じられない牙を剥いているものも存在します。

 どうしたら止めることが出来るのか分からないのですが、亡くなられた方やご遺族側をこれ以上苦しめるような、そして貶めるような行為はやめていただきたいと、いちファンとして心より願っています。



 4回目の面談が、3回目の面談よりも実のあるものになりますように……。静かに見守りたいと思います。




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