ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

昨日の件を冷静に考えてみた結果の話


 昨夜、 『宝塚俳優の急死、阪急側が謝罪へ 遺族に、歌劇団パワハラ認める』(https://news.yahoo.co.jp/articles/540591696b5dfc60b6cdcba1741823553bd4b8ae) とい
ったニュースが発表されました。



 内容としては、「劇団が否定していたハラスメント行為を認める方向にかじを切り、阪急阪神HD の首脳陣や不適切な叱責などの言動があった上級生らが遺族側に謝罪する」、との旨が記されていました。


 しかしながらそのすぐあと、 宝塚公式HPより『ご遺族代理人とのお話し合いについて (2024年1月24日)』 のお知らせが発表。



 『本日、 当方代理人を通じて、 今回の件に関するご遺族代理人との三回目のお話し合いをさせていただきました。 なお、お話し合いの内容について一部報道がなされておりますが、現時点で決まったものはなく、 公表できる事実はございません。 引き続き誠実に協議してまいります。』


 簡潔に、 一部報道に対して取り急ぎの文章が公開されました。



 このお知らせから考えられるのは、


 ①パワハラを認め謝罪する意向だけれどまだ正式決定ではないので勝手に騒がないでねと言いたい


 ②はたまた、パワハラを認め謝罪する意向なんて今のところないのでその報道は誤報であり、信じないでねと言いたい


 ③もしくは、親会社が過重労働に対してご遺族に謝罪するのは事実だけれど、 パワハラを認めたり上級生が謝罪することはないと言いたい


 考えれば考えるほど、 いろんな候補が頭を駆け巡りながらも、考えてもわたしにはわからないので昨日はとりあえず寝ました。



 そして一夜明けたわけですけど、地元新聞には 「パワハラを認め〜」 の記事が掲載。テレビでも「パワハラを認め〜」 のニュースが流れ、トレンドにも「パワハラを認め」というワードがあがっていました。


 私がたまたま見た新聞やテレビには、宝塚公式のお知らせを引用してくれたものはありませんでした。宝塚の公式なんて見ない人たちは、いよいよ宝塚もパワハラを認めたんだな、みたいな空気になっています。


 宝塚ファンとしては慎重に取り扱ってほしい話題なのですが、宝塚に興味がない人たちにとってはインパクトの方が大事なんだろうな……と思うと、そんな人たちにあれやこれや言われたくない気持ちには正直なりますね……。すみません。



 私も冷静に考えてみました。報道と公式の文章を冷静に加味した結果、 もしも「認めない方向」 で進んでいったのなら、3回目の面談に対してご遺族側の弁護士の会見なり文章なりが公開されそうだなと思いました。

 現時点でそれがないということは、ご遺族側に歩み寄った面談結果になったけれど今はまだ発表できない時なのかな、と思うんですね。

 つまるところ、公式のお知らせの意は①であり、劇団は一応、ご遺族側と和解するための一歩、つまりスタートラインには立つことができたのかなと感じました。 (※勝手な憶測です)



 なにも分かりませんが、もしも本当に上級生らが謝罪することになった場合、 それはご遺族に真摯に向けられるべきものであり、見せ物ではないということだけは強く記しておきたいと思います。



 最後に。そろそろ宙組の大劇場公演について発表しなければ間に合わない頃合いになってきたので、それもあわせてさまざまな発表があるかとは思いますが、 もしもパワハラを認めた場合、劇団には自分たちの粗末な対応でご遺族をより深く傷つけたことを猛省し、真剣に変わるべきところを吟味して、良い方向へと変わっていってほしいなと思います。


 部外者が今のところ言えるのはここまでなので、あとは発表があるまで静かに見守りたいと思います。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村