ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組初日と、チグハグな劇団のパワハラ認識について


 まずは本日 花組 『BE SHINING!!』 昭和女子大学人見記念講堂公演初日を迎えられました。



 花組コンサートチームの皆様、 初日の幕開けおめでとうございます。

 そして希波さん、舞台復帰本当に本当におめでとうございます。


 コンサートグッズ含め、発表されたスチールの素敵さに感極まりました。は〜柚香さんって本当に絵になりますよね。Tシャツ姿の星風さんと聖乃さんも大変素敵です。私は兵庫で観劇予定なのですが、待ち遠しくて待ち遠しくて仕方ないので、まずは土曜日のライブ配信を楽しみにしていたいと思います。


 ただ、大好きな朝葉さんの全日程休演が発表されたことは本当に心配です。楽しみな気持ちと大丈夫なんかなの気持ちがひとつのからだの中に同居してしまっているのですが、どうかご無理されず花組の皆様が安全に公演を続けられますことを心の底より願っています。




 そして本日宝塚公式HPにて『ご遺族代理人とのお話し合いについて』というお知らせが発表されていました。以下、引用させていただきます。



『このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には、心よりお詫び申し上げます。また、多くの宝塚歌劇ファンの皆様ならびにご関係の方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。


 11月24日(金)に、ご遺族の代理人と当方代理人によるお話し合いをさせていただきました。弊団は、ご遺族の大切なご家族がお亡くなりになったことについて大変重大なことと受け止めており、冒頭で、ご遺族に対する謝罪の気持ちをお伝えいたしました。


 弊団としては、今後、継続してお話し合いの場を持たせていただき、11月14日に公表した調査報告書の内容のみにとどまることなく、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、誠実に協議してまいる所存です。ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております。


   2023年11月28日  宝塚歌劇団



 まあなんというか、ご遺族の書面内容含めて報道を詳細に追っていなければ、(これで劇団もやっと誠意ある対応をするようになるのね)と思う方もいるのかなというお知らせでした。


 個人的には、「お話し合い」って表現に稚拙さというから幼稚さを感じてしまって、柔らかな面談だったことを印象づけたいのかもしれませんが、なんかズレているなあというか、公式ならばもう少し言葉選びは慎重になった方がいいなと思いました。


 あとはもう、劇団は何をどういう気持ちで謝罪の気持ちを表明したのでしょうね。肝心なそこには触れていないですし、意地悪な言い方をしていいのなら、「これ以上コトを大きくしないでほしくて謝罪の気持ちを表明した」って感じに見えます。


 しかしまあ、このお知らせひとつ、なんでここまで他人事なんですかね。『ご遺族の大切なご家族がお亡くなりになったこと』って、「宝塚歌劇団にとっても大切な団員」だったんじゃないんですかって話ですよ。


 少なくともわたしは彼女の宙組での舞台姿に幸せとときめきをたくさん頂いてきました。本当に大切なひとりのジェンヌさんでした。


 言葉通り、彼女の命が失われた現実を本当に真摯に受け止めるのならば、第三者委の設置をしないまま突き進んでいくことはチグハグ過ぎます。


 その点をご遺族側からも指摘され続けているのに意地でも外部調査は行わない、すなわち客観的視点は受け入れないところを見るに、結局人の命より保身なのでしょう、と感じさせられます。

 それで真摯に受け止めていると言われても、言葉と行動が伴ってないな、という印象です。劇団はご遺族側の「提出証拠スルー」とか。そういう目を疑うような文面もありました。



 今回の劇団からのお知らせに記載はありませんが、ご遺族側は「パワハラが否定されたままで合意解決することはありえない」と主張されていらっしゃいます。少なくとも、証拠などをスルーされていては、ご遺族側が納得しないのは当たり前のことだと思います。


 パワハラに関して、どちらも有無は簡単に立証出来ないでしょうし、本当に難しい問題ではありますが、劇団および阪急側における「パワハラ等の認識が希薄な可能性はなかったのか」。そのあたりのことを含め、この機会に見直すべきときが来たんじゃないかなとは思います。


 なんか毎日同じ話をしているなと自分でも思うのですが、これからも宝塚を応援したい人間として、こんなにも悲しい出来事がもう二度と起こらないためにも、調査することや問題を見つけることや改善を試みること等は、ご遺族の皆様のためのみならずこれからの宝塚のためにも、やるべきに値することなのではないかなと本気で思っています。


 まだまだ長引きそうですが、この件が少しづつでも前進していきますことを切に願っています。


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