ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

話題性とリスク「RRRと水美さんと瀬央さん」についての話


 まずは本日、 峰果とわさん (98期)が花組宝塚大劇場公演『アルカンシェル』 全日程休演を発表。



 代役はエミール 峰果とわさん→泉まいらさん、

    グスタフ 泉まいらさん→青騎司さん



 ということで、まさかの峰果さんの大劇場全日程休演が辛い……このあいだスカステで元気そうな姿を見た印象が強かったので余計に辛いです……。


 全日程休演と決まっているためそれなりの理由があるのだと思いますが、どうか東京では峰果さんが元気に舞台に立てますように祈っています。



 全員揃っての夢は叶いませんでしたが、どうか花組初日が無事に幕開きますように。初日が近づくにつれ寂しさは増すものの、後悔しないよう観に行きたいと思います。






 そんな本日はタイトル通り「RRR と水美さんと瀬央さんの話」をさせていただきたいのですが、この共通点は何か。



 そうです。現在宝塚の新規ファン獲得に貢献している話題の三大ワード (※私調べ)です。



 近年を振り返ってみても、花より男子、ヅカロー、朝美さんFNS など、宝塚の新規ファンがドッと増えたタイミングがあります。


 共通点は、「注目されるような話題作の宝塚化 (RRR・ヅカロー・花より男子)」および 「テレビなり外部出演等でその美しさを宝塚ファン外に認知されること (朝美さん・水美さん・瀬央さん) 」かな、と。




 『HiGH&LOW THE 戦国』が上演されて以来、宝塚ファンではないけれど水美さんと瀬央さんに惚れ惚れしている方々をよく見かけます。
 いつもの宝塚とは違うふたりのビジュアルがこれがもう本当〜〜〜〜〜にかっこいいですし、グッズが即売り切れるのも分かる……(分かる……)の気持ちになります。(私も買いました)




 そして『RRR』が上演されて以来、宝塚ファンではないけれど、「宝塚版 RRR 最高!!!」と盛り上がってくださっている方をよく見かけます。
 このあいだのライブビューイングも熱気が本当に凄くて大繁盛で、私は隣の席のRRRファンの人と「宝塚版 RRRも最高ですよね!!!」という共通の会話のみで仲良くなったほどなのですが、(効果は絶大だ!)を直に感じる瞬間でした。




 外部作品に超格好いい水美さんと瀬央さんが登場すること、そして話題作『RRR』に星組の皆様が最高のパワーを集結してくださったこと、その結果、今まで宝塚を通ってこなかった方々が、 (宝塚……気になる) と 近づいてきてくださっているのを確実に感じるわけです。



 私は新規ファンの方々の忖度ない感想が大好きなので、「格好いい」とか 「美しい」とか 「ダンスすごい」とか 「歌上手い」 とか「何この人たちすごい!!!」みたいな。その他もろもろ何を褒められてももうニッコニコしてしまうほど嬉しくてたまらないわけですよ。



 うれしいー!!! 今日も新規さんに褒められてるのうれしいー!!! ってジタバタしてしまうわけですよ。



 いやもう本当、強欲なので、これらをきっかけにどっぷり宝塚を好きになってくれたらいいな……としみじみ感じますね。


 (新規ファンを逃さないためにも、 そろそろ水美さんと瀬央さんが次、 何の宝塚作品に出演するか発表しておくのが賢いとわたしは思います)




 昨今、 宝塚に向けられる世間の視線はご存じの通りとても厳しくなってしまってね……。

 宝塚やジェンヌさん全員悪の集団みたいな扱いする人もいてね……。

 罵詈雑言とか脅迫とかいろいろあってね……。



 さまざまな報道の末、 宝塚離れをした方も多く、宝塚の未来どうなっちゃうんだろうな……と考えては落ち込むことがとても多かったです。


 もちろん企業として自業自得な面はたくさんあり、変わるべき・変えるべき伝統もたくさんあり、まだまだ課題は山積みです。


 それでも頑張っているジェンヌさんたちまで敬遠されてしまうのかな……報われなくなってしまうのかな……と、とても心配だったわけです。



 しかしながらその不安を蹴散らすように今回、 上記作品をきっかけに新たに宝塚に興味を持ってくださる方がたくさんいらっしゃり、元々の宝塚ファンだけに留まらず、 盛り上がりを見せてくださっています。


 純粋にうれしいですよね。 星組の皆様や水美さん、瀬央さんの頑張りがこうして見いだされること個人的には嬉しくて嬉しくてたまりません。



 また、人気コンテンツ(今回でいうRRR)は、元々のファンが多いだけに、その作品をどれだけ大切に、そして繊細に扱うか、元の作品にリスペクトがあるのかどうかが極めて大切だと思っていて、話題性があると同時にリスクも伴ってくるんですよね。元の作品を蔑ろにすればするほど、嫌悪されるリスクは高まります。


 しかしながら今回、谷先生、星組の皆様、そしてスタッフの皆様のお力によって、ファンの方も楽しめる最高の舞台化に成功したのではないかなと、RRR好きとしても宝塚好きとしても最高の結果となりました。
 東京公演のライビュは、今回よりもっと会場を増やして規模が大きくなるんじゃないかな、と。そう思うほどには愛される舞台になったと思います。





 亡くなられた方の件をはじめとして、宝塚はこれから先もさまざまな案件に対してしっかりと向き合う責任がありますが、それと同時にこんな時でも頑張っているジェンヌさんたちに報われてほしいので、なんか本当に、こんなにいろんな人が見つけてくれて嬉しいなと思いました。




 そして、これから予定されている人気コンテンツと言えばFF16です。



 人気コンテンツなだけに、この作品を上演するにあたっては、2月中にご遺族側との和解が進むこと。それが上演するための大前提になるかな、と個人的には感じています。


 株式会社スクウェア・エニックスおよびそのファンの皆様が、自分たちの大切にしているコンテンツを宝塚に任せてもいい。そう思わせるようなご遺族側との進捗がありますよう、いちファンとしては願っています。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村