『宝塚音楽学校の第110期生卒業式 首席の田良結芽さん 「感謝の気持ち忘れずに精いっぱい頑張る」』
(https://hochi.news/articles/20240301-OHT1T51109.html?page=1)
本日、宝塚音楽学において、第110期生の卒業式がありました。
110期生の皆様、ご卒業本当におめでとうございます。
今年は 106期以来 (コロナ禍以降)、4年ぶりに講堂内で生徒が
生での校歌斉唱を。予科生から卒業する本科生へのブーケ渡しも、105期以来、5年ぶりに復活されたようで、本当に良かったなと思います。
卒業式にて村上理事長は、『昨年秋以降、お客様にも大変ご迷惑をおかけしながら、皆様にも大変心配させたが、しっかり改善、改革に取り組んでいきたい。お互いを尊重し合いながら、切磋琢磨してほしい』と異例の祝辞で激励したようです。
村上理事をはじめとした方々こそ、ご遺族および生徒さんを尊重する気持ちを大切にしてほしいなと心から思います。
そして110期生の芸名が発表されました。芸名が発表されると、いよいよだなという気持ちになって、本当に皆様の将来が楽しみで仕方ありません。
首席の彩葉ゆめさんへの注目度がとても高いですが、110期生全員、輝ける未来がありますように。皆様のご活躍が本当に楽しみです。
こんなにめでたい式典があれど、宝塚が楽観視できない状況にあるのは変わりなく、大変なこともたくさんあるとは思うのですが、110期生の皆様が怪我無く健康に、そして誰に害されることもなく夢の舞台に立てますことを心より願っています。
そんな110期生の卒業というめでたき日に、宙組 FF16 中止という不穏なニュースが流れてきました。
こんなおめでたい日に、さすがに公式もそんなニュースを被せないだろう、と思ったのですが、文春オンラインにて、宙組 FF16が取りやめになるかもしれないという記事が掲載されたようです。
株式会社スクウェア・エニックスが劇団に対して、2月までに遺族側との協議が合意に至らない場合は上演を取りやめるよう通達していたというのがメイン内容でした。
記事にする際、文春が改めてその件を質問すると、スクエニ側は上演取り止めについて、「劇団側との協議内容は話せないが、ご遺族側との状況は注視していて、当該公演においては近日中にも公式から発表がある」といった旨の回答をされたようです。
これは週刊誌の記事であって、 公式ニュースではないため、決して確定事項ではありません。
ただ、自分の感情云々は置いておいて、ファイナルファンタジーという超有名コンテンツを演目にしている以上、話し合いがこのまま長引きご遺族側と合意に至らなければ、 FF側(株式会社スクウェア・エニックスおよびそのファン)が自分たちの大切にしているコンテンツを今の宝塚に任せたくはない、と考えるのは至極当たり前のことだと思います。
現段階において宝塚は客観的にコンプライアンスやハラスメントなどの人権意識の低さが露呈している状況です。
合意および改善があるならば話は別でしょうが、期日中にそれらが達成されない場合、FF側は企業として、 取り止め判断をくだすのは当然の措置だと感じます。
FF16を宝塚で!と歓喜した身としては、とても悲しいですが、もし中止が決まっても致し方ありません……。
先月、日テレ系列で放送されていたドラマの漫画原作者様が亡くなられる悲しい件がありました。
人様の大切なコンテンツを扱うというのは、想像以上の覚悟と誠意が必要です。
今回の場合、非があるのはスクエニ側ではなく劇団側です。もしもFF16が上演中止になっても、 株式会社スクウェア・エニックス側を攻め立てるようなファンがいませんことを、さらには3月上旬の面談が暗礁に乗り上げる事態になりませんことを心より祈っています。
5回目の面談のあとになるのかなとは思うのですが、公式からの宙組公演のお知らせを、静かに待っていたいと思います。
最後に。本日卒業式を実施した 110 期生たちが、初舞台後に組配属されるのか、それとも組回りになるのかは気になるところではありますが、それより先に、4月17日には2024年度版の宝塚おとめが発売されることがアナウンスされました。
亡くなられた生徒さんの扱いを含め、3月中に劇団が何かしらの区切りをつけなければいけないことは確かです。
ここまでずるずると引き延ばし続けてきた劇団ですが、多方面で「期限」が迫っています。どうか、5回目の面談ではこれ以上間違った方向に進みませんことを心の底より願っています。