ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

言いたいことが山ほどある……。花組中止へのあれこれ話


 まずは、月組公演にて初舞台生である祈宮えれなさんの休演が発表されました。


 昨日月組公演を観劇した際、ロケットにて転けてしまった110期生がいたため、怪我をしなかったのかとても心配だったのですが、祈宮さんだったのかな……と思います。

 大事なく、早期に戻って来れますことを心の底より祈っています。


 また、今日は朝から花組公演中止のお知らせがありました。


 『花組 東京宝塚劇場公演『アルカンシェル』は、主要な出演者の体調不良(急な高熱)が判明し、代役等の対応ができず公演実施が困難なため、急遽4月21日(日)の公演を中止させていただきます。』

 『なお、4月23日(火)以降の公演実施は、4月22日(月)中にご案内させていただきます。』

 ※4月22日(月)は休演日

 【中止対象公演】

 花組 東京宝塚劇場公演
 ミュージカル『アルカンシェル』~パリに架かる虹~
 4月21日(日) 11時公演(貸切)、15時30分公演




 ということで、花組大劇場ぶりの当日中止が発表されました。


 私は大劇場にてアルカンシェル当日中止にぶち当たった人間です。花組中止はもちろん、当日中止に当たると本当に辛くてどうしようもなくなります。


 今日観劇する予定だった花組ファンの皆様を思うと言葉になりません。


 自分が当日中止に当たったときは、生徒さんに無理をさせるわけにはいかないからという気持ちと共に文句のひとつももらしたくない心境だったのですが、劇団はそろそろ中止に当たった人たちに対して何かしらの提案をすべきだと思います……。


 中止が当たり前になりすぎていて、それがコロナ禍では国の方針もあって受け入れざるを得ませんでしたが、だいぶ状況は変わってきました。

 劇団も「また休むよごめんね」だけじゃなくて、何かしらの救済をすべきです。


 日程見直しの中止ではチケット振り替えがありました。

 私自身、日程見直しの日のチケットを持っていたので、別公演での振り替え案内が劇団からありました。


 日程見直しではある手厚さが、当日中止等には当てはめてもらえないのはなぜなのだろうと、最近は居心地悪く思っています。


 とにかく今日の中止に当たった人たち(これからも中止が続くのからその人たちも)何かしらの形で救済してあげてほしいと思います。




 そして今回は「主要な出演者の体調不良(急な高熱)が判明し、代役等の対応ができず公演実施が困難なため、急遽4月21日(日)の公演を中止させていただきます。」と明記されました。


 花組下級生たちが数人休演になった時点で感染症かな……と心配だったのですが、これ以上広がらないことを祈るばかりです……。


 また、花組下級生たちの休演について、休演理由が明記されていなかったため、上級生たちがパワハラしているんじゃないかという憶測を書いている人がいました。

 そういう憶測を招かないためにも、今回のように休演理由を明確に記すのはとても大切なことだと思います。


 怪我だとか体調不良だとか、簡単なものでもいいので、ただでさえ心配な休演に対して理由明記があることを私は支持したいと思います。




 そして主要な出演者の体調不良ということですが、暫く休演するのか、それとも代役稽古を始めるのか。どちらに舵をきるかは、高熱の回復具合によるのでしょうか……。



 星組公演『1789』で礼さんが休演したときは暁さんがトップスターの代役を担いました。


 月組公演『フリューゲル』『万華鏡百景色』で海乃さんが休演したときは彩さんと天紫さんがトップ娘役の代役を担いました。


 つまり、前回の株主総会より、トップおよびトップ娘役が休演してもなお、代役公演が実施される方針がとられるようになりました。


 ですが、今回はトップコンビの退団公演なんですよね……。


 もしも仮に柚香さんか星風さんだった場合、代役公演での再開に複雑な感情になる人たちがいると思います……。

 確か、花組では過去、『エリザベート』にてトップ娘役だった大鳥れいさんがインフルエンザで休演されたことがありましたよね……。そしてそれは大鳥さんの退団公演でした。


 代役公演というのは、スター制度を採用している宝塚の難しいところなのですが、こういうときこそ宝塚が独自のリセールサービスを設けていたならば、代役公演を見に行かない人はチケットを戻し、代役公演でも見たい人がいればそのチケットを買うことだって出来るのにな……と思ってしまいます。
 

 舞台人は身体が資本です。生徒さんを無理矢理舞台に立たせていた時代を思えば、体調不良の際すぐに生徒さんたちを休演させられるようになったのは良いことだと思います。

 ですが、休演させやすくなった以上、当日公演中止を防ぐための何かしらの対策は練るべきだと思います。


 また、生徒さんに無理させたくないのは宝塚ファンの考えであり、一般のお客様には関係ないわけで、遠征費等の負担ができないのなら、当日中止にならないシステム作りは本当に大切だと思います……。


 そしてこの状況下では新人公演のお稽古どころではないと思います。新人公演の日程が早いため、星組新公同様振り替えすることは可能だと思います。無理させて新公当日中止を発表するよりは、前もって中止および振り替え見合わせのお知らせをした方がいいのではないだろうか……というのが私の意見です。



 最後に。月城さんが本日の挨拶にて、花組さんの1日でも早い再開を祈っておられました。もう、その言葉以上の祈りはありません。

 どうか、体調を崩された方々が大事に至らず、早期に快癒できますように。そしてこれ以上体調を崩して苦しむ方が増えていきませんことを心の底より願います。明日、良き知らせがありますよう祈っています。


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