ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

海乃美月さんと潤花さん

 先日、潤花さんが旭川観光大使に就任されました。(おめでとうございます!)
 委嘱式のお写真、とても綺麗で素敵です。


 およそ3か月前には、 富山県氷見市出身の海乃美月さんが 「氷見市きときと魚大使」に就任されました。確かこのときは公式HPに写真は載らなかったのですが、今回の潤花さんは委嘱式の写真がばっちり掲載されています。


 これは『FLY WITH ME』が三日間の短期公演だったため、FLYメンバーはしっかりお休みがとれているという裏付けのようで、内心安堵しています。(ジェンヌさんたちは忙しすぎるのでもっとお休みをあげたい派)


 観光大使に就任したのなら、 海乃さんと潤さんの任期は長いのかな、と期待してしまうのですが、そこで思い出すのが、 愛月さんの観光大使就任の件でした。


 愛月さんは市川市観光大使に就任されてから、 「およそ1年」で宝塚を退団されました。


 スポンサーならともかく、観光大使というのは、 「劇団が絶対に引き留めなければいけない判断材料」 にはならないのだなあ、とぼんやり思います。



 とはいえ、わたしは、 「我が宝塚人生に悔いはなし!」と決意されるジェンヌさんたちの意思を尊重したい派です。

 応援している方が退団されるのは、何十回経験しても、とても辛くて寂しいのですが、満面の笑みで退団していくジェンヌさんたちを、 今までの感謝を込めて送りだせたら、ファンとしてこれ以上の幸福はございません。


 わたしは海乃美月さんも、 潤花さんも、とても大好きな娘役さんなので、願わくば、もっともっと、彼女たちの舞台を客席から眺めていたいのですが、おふたりが「今だ」と思う瞬間がこれから早期に訪れるなら、寂しさと共に、たくさんの感謝を込めて、精一杯送り出したいとも思っています。(それでもやっぱり、少しでも長く在籍してくれたら嬉しいな、とも思います)



 発表があるまで、おふたりの任期というものは誰にもわかりません。

 しかし、「海乃さんはトップ娘役の就任が遅かったから短期じゃないと嫌だ」とか、「絶対月城さんと添い遂げじゃないと嫌だ」とか、「潤花さんは真風さんと添い遂げしてくれないと嫌だ」とか、「潤花さんは芹香さんの相手役にもならなきゃ駄目」だとか。
 皆さんのたくさんの感情がSNSには垂れ流れています。(とくに朝月さん退団発表の際に、現トップ娘役たちへの思いの丈を述べていた方がたくさんいらっしゃいました)



 けれど、退団の正解はみなさんの感情ではなく、「トップ娘役さんが決めたその時」だと思うので。どんな意見や感情があってもいいと思うのですが、「こうじゃなければおかしい」と、娘役の任期をコントロールするような風潮は、なんだかなあ……。と思います。


 もしも、ギャツビーの後に海乃さんが退団発表をしなければ「3作でやめないのか」と訴える人もいるでしょうし、退団発表すれば「月城さんと添え遂げしてくれないの?」とおっしゃる方もいるでしょうし。
 今からその「娘役さんに対する責めの風潮」のことを考えては、もうすでに胃が痛いです。

 公演順的に海乃さんを例に用いましたが、娘役さんが「今」と思ったそのタイミングを、尊重する風潮が広がればいいな……と。今から胃を痛めながら願っています。




 話が随分それてしまいました。

 観光大使就任のおめでたい話の際にも、退団や任期のことが頭を過るのは、宝塚ファンの悪い癖だと自責しているのですが、ふたりの活躍が劇団内だけではなく、彼女らの生まれた場所にも広がればいいな、と心から願っています。


 また、そのためにも、観光大使を務めている地域には、せめて全国ツアーを回れたらいいなと思うのですが、 (ちなみに次の月組全ツで、海乃さんの地元である富山県は公演会場に選ばれていません)

 舞台装置などの関係により「専用の大きなトラック等が入る環境が整っていない劇場には、全ツで訪れることが出来ない」と、以前宝塚の本を読んで学んだので、そう簡単に「行って欲しいな〜」とは言えないのも事実です。


 しかしながら、せっかくの観光大使。 生まれ育った場所というのは、やはり特別な場所だと思うので、 海乃美月さんと潤花さんという、宝塚の素敵な娘役ふたりが、地元の方々の心に残るきっかけになるようなことが、この先あればいいなと思いました。




 たくさん話がそれてしまいましたが、改めまして、 潤花さん、 旭川観光大使就任おめでとうございます。 委嘱式のお写真、とっても美しく、明るい笑顔が最高でした。

 この素敵な笑顔を見た旭川市の方々が、 少しでも宝塚に興味を持ってくださいますように。また、宝塚を好きな方々が、旭川市に興味を持つきっかけになりますように。



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