『ODYSSEY』 梅芸千秋楽おめでとうございます。 そして、長い出航、お疲れさまでした……！
本作は想像以上にダンスショーで、半ばに疲れ果ててもおかしくないはずなのに、最後までキラッキラの笑顔で最下級生までイキイキと踊っていて、その尊さに涙がでました。
2022年1月に東京国際フォーラムにて上演予定であった本作が全公演中止となり、雪組の出演者やスタッフの皆様はもちろん、チケットを取っていたわたしたち観客も辛くて悲しくて悔しい気持ちでいっぱいでした。
だからこそ、寒々しい冬を越え、暑苦しいほど熱気のある夏、そしてこの感染状況の中で初日から千秋楽まで完走できたことが、本当に嬉しくて仕方なかったです。
三日前に梅芸で観劇させていただいた際、客席に座っても、開演前に突然中止が発表されしまうんじゃないかと怯えていました。
ですが、開演アナウンスと共に幕が開き、そこには夢のように美しい世界が広がっていました。あの美しき光景を、これから先も大切な思い出としてずっと大事にしていきたいです。
彩風ブルーム船長の大ファンなので、この最高コスチュームの彩風さんと本公演でお別れすることがとても寂しいですのですが、いつか写真集でも良いので、また新たなブルーム船長に会えたら嬉しいです。
本日は映画館でライブビューイングを拝見させていただいたのですが、若手まで大活躍の舞台を大画面で観るのは最高だな〜！ の気持ちでいっぱいでした。 観劇した時から、映画館映えしそうだな〜とは思っていたのですが、本当に映画館の大スクリーン映えする素晴らしき舞台でした。
千秋楽まで無事に出航できたことが本当に嬉しくて、冒頭の美穂さんの圧倒的な歌声から涙が垂れては止まらなかったのですが、視界が滲んでもなお、雪組の皆様は本当に素敵でした。
特に、今回の眞ノ宮るいさんの輝きに 「こういうの待っていました……！」の気持ちでいっぱいです。
野口先生、若手までの適材適所の大活躍を本当にありがとうございました！
ODYSSEY以外の宝塚の公演が中止になり、そのやるせない気持ちが痛いほど分かるだろう雪組の皆さまが、プレッシャーを感じながらもやりきってくださった本公演、本当に素晴らしく、まさにこの状況下の中での光のような舞台でした。
また、彩風さんの挨拶にて、国際フォーラムでの全公演中止を背負って生きているところとか、その時出演するはずが出演できなかった「ここにいない出演者」の名前を挙げるところとか、
「素敵だよ……彩風さん本当に素敵なトップスターだよ……いろんなもの背負いこみすぎないかが心配だけれど、本当に素敵で……悲しいものは悲しいままでもいいんだよね……彩風ブルーム船長の舞台写真四つ切りで注文します」
という気持ちになりました。なんか、映画館でひとりめちゃくちゃ泣いてしまいましたね……。泣かずにいられないとても素敵な挨拶でした……。
大好きな雪組のことを、さらにもっともっと大好きになる、本当に素敵な公演だったのですが、その結果、下級生に至るまでとっても体力を使う公演だったと思うので、次の集合日まで、どうか少しでも身体を休めることが出来ますよう願っています。
半年以上前の念願がようやっと叶う形となった 『ODYSSEY』完走、本当におめでとうございました。
暗くなりがちな状況下の中、本当に楽しくて、明るく前向きな気持ちにさせてくださる、元気いっぱいの素敵な公演を、本当に本当にありがとうございました。
そして、もうひとつの雪組公演である 『心中・恋の大和路』 が、この千秋楽に続く形で、無事に３公演上演できることを心の底より願っています。
ODYSSEY組の皆様、情熱に満ちた素晴らしき舞台を本当にありがとうございました！
