ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

朝美さんポスターと公演時間変更問題について


 まずは本日、雪組別箱公演『海辺のストルーエンセ』のポスター画像が公開されました。

 海辺にひとり佇む、ストルーエンセ役の朝美さんの、今までにない雰囲気が作品を物語るかのような世界観でとっても素敵です。


 指田先生の作品のポスターにはいつも言葉にできないような「儚さ」 を感じますし、その儚さがジェンヌさんたちの美しさをより一層異質なものとして目立たせるわけで、こういう落ち着いた雰囲気の、けれど妖しい朝美さんのポスターをずっと待っていたので本当に嬉しいです。ありがとうございます。


 一部配役発表もありましたが、朝美さんがヨハン・ストルーエンセ役を演じるという分かりきっていたことのみの発表だったのでした。十中八九、ヒロインは音彩さんだと思われるのですが、それを含め、その他配役決定がとても楽しみです。




 さてはて、ポスター画像の美しき世界観に引き込まれるかたわらで、現実的な問題が発表されました。それこそ、公演時間変更問題です。



 というのも本日、 東京宝塚劇場の公演時間変更に関する案内が発表されました。


 2023年5月6日(土) 初日の宙組 東京宝塚劇場公演より、 【平日2回公演実施日において、 18時30分公演の開演時間を30分繰り上げ、 18時開演に変更】。


 ※13時30分公演の開演時間に変更はなく、新人公演については、引き続き 18時30分開演となるとのことです。



 ジェンヌさんが早く休息出来る観点から見ると改善であり、仕事を定時で終わらせダッシュで駆け込んでいた社会人や学生さんたちにとっては改悪となった公演時間変更について。


 やはり、困っている人も多いようで、「半休を取らないと観に行けなくなった」 と、友人からも泣きの電話がありました。

 都民の友人はこの決定に絶望したそうで、「このたった30分がどれだけ大切だったか、たった30分、されど30分だったんだ……」ということを力説されたのですが、 「でも決まったものは仕方ないからこっちが柔軟に合わせていくしかないよね……」 と、最終的には悟りを開いていました。



 わたしは東京に関しては遠征民なので、30分繰り上げはどちらかと言うと有難いのですが、ソワレ駆け込み社会人や学生たちにとっては困った仕様になってしまったことも理解できるので、 その難しさに頭を抱えています。


 東京はただでさえチケ難なので、平日のチケットがこれでさばけなくなることはないと思うのですが、「今まで平日ソワレを観劇できていた層」の中で、 確実に困った人も出てきたのだと思うと、少し複雑な気持ちになります。


(そして平日ソワレが観劇できなくなった人たちがこれから土日を狙うと思うので今まで以上に東京の土日チケット獲得が厳しくなりそうな予感をひしひしと感じます……。)



 はてさて、少し前に発表されましたが、宝塚大劇場も、2023年4月22日初日の雪組宝塚大劇場公演 (5月28日千秋楽)より、休演日を「水曜日」から「月曜日」に変更することがすでに決定されています。

 これにともない、①千秋楽は「日曜日」 ② 新人公演は「木曜日」 ③ 初日は「金曜日」(ただし 雪組宝塚大劇場公演は移行期間のため土曜日初日)になります。



 働き方改革の一環なのかな、とも思ったのですが、この決定に関してはわたしたちファンだけではなく、大劇場周辺に位置するお店の定休日にも影響をもたらすはずなので、かなり驚いてしまいました。


 2023 年は大劇場・東京宝塚劇場共に大きな変更を伴い、これに困る方、喜ばれる方、さまざまいらっしゃると思うのですが、時代とともにこれからもこういう変更は起きてくるかもしれません。


 人それぞれ住んでいる場所や生活リズムが違うため、全員が全員喜ぶ結果には絶対にならないのですが、せめてこの変更がジェンヌさんたちのためであり、ジェンヌさんたちが今より生活しやすくなったらいいな、と願っています。



 しかしながら、東京平日ソワレと土日のチケット需要には確実に影響がありそうな今回の発表。


 早い人は宙組東京公演のチケットをすでに持っている方もいらっしゃると思うのですが、その方たちが無事に公演を観劇できますことを心の底より願っています。



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