ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

星組3名の退団者と瀬央さんの専科異動を思う


 水曜日だからと油断していたのですが、本日は星組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』の集合日だったようで、 退団者並びに配役一覧 そして異動の発表がありました。


 明るい話題からいきたいのでまずは配役一覧についてなのですが、


 ★ラザール・ペイロール役 [貴族将校] 輝月ゆうまさん

 ☆ジョルジュ・ジャック・ダントン役 [弁護士, カミーユ・デムーランの友人]天華えまさん

 ★ソレーヌ・マズリエ役 [ロナンの妹] 小桜ほのかさん

 ☆ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役 [スウェーデンの将校 王妃の愛人] 天飛華音さん


 ピンポイントで目立つ配役をあげてみましたが、 もう最高の作品になる予感しかない配役で本当に夢でも見ているのかってくらいには最高です。

 今回、「若手の育成抜擢」 は新人公演に任せて、本公演は「実力と信頼と安定」 をとりにいっていることが伝わってくるのですが、 最高の 『1789』 をありがとうございます。本当に楽しみです。



 そして次にショックな退団発表についてなのですが、


 音咲いつきさん(96期)

 有沙瞳さん (98期)

 天路そらさん ( 99期)


 ということで、星組の舞台に欠かせない3名の方々が2023年8月27日 (星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団されることが発表されました。 3名とも大好きな星組のジェンヌさんで寂しさでいっぱいです。



 まずは音咲さんについてですが、わたしは勝手に音咲さんは礼さんが退団するその日まで星組にいらっしゃると本気で思っていたのでもう本当にショックでした。
 男役のときも本当に素敵でしたが、 娘役に転向されてからもエトワールを担ったり歌にお芝居に大活躍だった音咲さん。音咲さんの歌声が聴けなくなってしまうのかと思うと本当にさみしくて仕方がないです。


 そして有沙さんについて。 前回は 『赤と黒』 の別箱ヒロイン、そして今回『1789』でマリー・アントワネット役に決定したことにより、 有沙さん退団の可能性は高いのかなと予想はしていたのですが、 実際発表されますと、覚悟していてもショックな気持ちでいっぱいです。うう。大好きな有沙さん……。
 『銀二貫』で有沙さんの大ファンになったのですが、雪組でも星組でも幅広い役柄でご活躍された有沙さん。あの力強い歌声と品のあるお芝居が拝見できなくなるのかと思うと本当に寂しいのですが、『1789』のマリー・アントワネットは本当に大きな役どころなので、 有沙さんの集大成になる姿が拝見出来ましたら幸いです。


 そして、天路そらさんについて。 天路さんは休演続きだったものの、休演復帰されたこともあって、これから男役10年を迎えてますます楽しみな存在だったことと、大好きな星組の99期生がまたひとりいなくなってしまうのだという寂しさでいっぱいになってしまいますし、天路さんの素敵なダンスをもっと星組の舞台で拝見したかった気持ちでいっぱいです。


 さらに 音咲さんと天路さんは今回、 退団公演であっても役付きなしなのが本当にショックで……。せめて役のある演目で退団して欲しかったのですが、フィナーレ等のピックアップが絶対にあってほしいなと思います。





 そして、もうひとつ衝撃的だった発表は組替え (異動)についてです。


 2013年8月28日付で瀬央 ゆりあさんが専科へ異動されると発表がありました。


 前回の別箱公演(全国ツアー)にて、ショーの場面で退団を思わせる場面があったことにより、たくさんの方々が瀬央さんの退団を危惧していたとおもうのですが、発表されたのは専科への異動です。

 わたしはもしも退団ならば、 餞別は絶対に別箱主演がいいと思っていたので、専科異動ということで、まだ瀬央さんの舞台を宝塚で拝見できるのだという少しの安堵と共に、星組から瀬央さんがいなくなってしまう寂しさでいっぱいですし正直とても複雑な心境です。
 そして同時に、これから先、専科をどのような形で作用させていこうとしているのかがとても気がかりです。



 というのも、花組の水美さんも、もう少しで開催されるディナーショーの後に専科異動が決まっています。水美さんと瀬央さんを同じ流れで専科異動させるのは、永久輝さんと暁さんの二番手期間をつくるという方針が大前提だとは思うのですが、専科異動になったからといって、水美さんと瀬央さんを劇団が雑に扱ったら嫌だなあ、と。専科には苦い思い出もあるので、そんなことは絶対にしないでほしいと強く思います。


 決定は覆らないのでショックでもこの専科異動を受け入れるしかないのですが、これで 95期が専科に3名在籍することになります。

 スターがいっぱいの95期だからこそ、組み替えも安易に出来なかったわけですが、もうこうなったら95期共演、さらには水美さんと瀬央さんと輝月さんで最高の専科公演を上演してほしくて堪らないので、劇団様、そういうワクワクするような公演決定のニュースも何卒よろしくお願いいたします。



 そして最後にどうしても言いたいことがありまして。

 今回の瀬央さんが水美さんと同じ流れだからこそ、もしも専科への異動が決まっていたのなら、暁さんとぼかさずに二番手羽根を大劇場でも背負わせてあげていても良かったんじゃないでしょうか。 というのも、全国ツアーで瀬央さんが大きな羽根を背負われているのを拝見してとても感動したのですが、この結果を受けて、 (じゃあ大劇場でも背負って良かったじゃん……) と思わずにはいられませんでした。

 もしも全ツのあれを二番手羽根カウントせずに「これからどの組でも出演しやすくした劇団の配慮」なら納得するんですけど、どうなんですかね……。

  『1789』 は一本物なので、二番手羽根は考えにくいのですが、正直言って、 星組の大劇場の舞台で大きな羽根を背負う瀬央さんが見たかったです。



 ということで、配役にあまり触れられないくらいに退団者と異動のショックが大きかったのですが、まだあまり感情の整理がついていないのですが、今の星組に欠かせないジェンヌさんたちの星組最後の舞台 『1789』 が、本当に最高の公演になりますことを、そして東西完走できますことを心の底より願っています。



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