ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

宙組当落&予想外!栗田先生の気合いとその発想に驚く月組稽古場情報の話


 本日は、宙組宝塚大劇場公演 『PAGAD (パガド)』 『Sky Fantasy!』友の会第一抽選方式の当落結果発表の日でございました。


 朝からドキドキそわっそわしながらメールを開いてみたものの、【誠に残念ですが〜】の文言に「ですよね」とがっくり相槌を打ってしまいました。(当選した方々本当におめでとうございます……!)


 悔しさを糧に前向きに2次抽選に挑もうと思うのですが、芹香さんと春乃さんのお披露目公演ですし、 2次でも当選するのは至難の業んだろうなあ〜と今から怯えてしまいます。

 昨日放送された『はじまりの時〜新生宙組 芹香斗亜〜』 を拝見しては、お披露目公演への楽しみがますます膨らんでしまっているのですが、はてさて2次抽選はどうなるか。先着も頑張りますが、センブロでも観劇したいため、どうにかこうにか当たるよう、友の会様、何卒よろしくお願いいたします。


 それでは、たくさんの方々と、芹香さんと春乃さんのお披露目公演をお祝いすることができますように……!





 そして幕開け前の楽しみな公演と言えば、 宙組の前に実施される月組公演なのですが。


 ということで、本日はスカステにて月組『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色』稽古場情報が放送されました! わーい!!!!!


 トップスター月城さんと、組長である梨花さんのトークが放送されたのですが、いや〜改めて、梨花さんが月組に戻ってきてくださったんだなあという事実がとても感慨深くてたまりません。おかえりなさいませ。


 ということで、稽古場情報について見ていきたいのですが、まずはお芝居について。


 ショーのようなお芝居、とキャストボイスで確認済みの『フリューゲル -君がくれた翼-』はとにかくナンバーが多いとのこと。しかも群衆芝居が多く、下級生たちがさまざまな役柄で活躍するということもあり、月城さんもとても嬉しそうでした。


 わたしはお芝居の演目が決まったときに、繊細に扱わなければいけない題材だけれど齋藤先生大丈夫かなあと不安に思ってしまったのですが、月城さんをはじめ月組の皆様おひとりおひとりが歴史的背景を大事にしている様子がひしひしと伝わってきたので、そのあたりはあまり心配せずにしておこうかなと思います。


 今回は完全オリジナルということで、幕開くまで何もかも未知数なわけですが、梨花さんの部下で、堅物な東の軍人月城さん。自由奔放な西の歌手の海乃さん、海乃さんのマネージャーで軽めで謎いている風間さんと、それぞれの役柄の説明がありました。


 東ドイツと西ドイツの文化の違いによってまずは物語が動いていきそうです。


 月城さんと海乃さんのバチバチを監視するのは、秘密警察鳳月さん。東ドイツを守るという目的は同じはずなのに、やり方の違いに疑問を持つ軍人月城さんと、社会主義をとにかく守りたい秘密警察鳳月さん。そこに市民が巻き込まれベルリンの壁崩壊に繋がり、歓喜の歌を歌う……という流れになりそうなのですが、題材的には熱いドラマがうまれる要素しかありませんので、どうかどうか齋藤先生がロマンチックにつくりあげてくださることを願います……!


 下級生に至るまで出番がある物語や群衆芝居が個人的には大好物なので、もしかしたら今回のお芝居、とてもわたし好みなのでは??? と、今さらソワソワしているのですが、齋藤先生の色濃い趣味がどこまで反映されているかドキドキしつつ、幕開く日をとても楽しみにしていたいと思います!





 続いてショーについてなのですが。ショーは皆様ご存知栗田先生による大劇場デビュー作ということで、先生も気合が入っているとは月城さん談でございます! は〜嬉しいですね。そして栗田先生大劇場デビュー本当におめでとうございます……!


 キャストボイスで「芝居のよう」や、「シナリオ」という言葉を確認していたので、どこか一風変わった芝居仕立てのショーなのかな? と気になっていた内容が少し明らかになったのですが、予想外のワードが飛びかっていて、栗田先生の発想を客席にて思う存分観劇することになりそうです!


 舞台はタイトルの通り東京。東京にて、「同じ万華鏡」が「いろんな時代を渡りながらその時代を描いていく」ショーとのこと。そして話を聞いて推測するに、月城さんと海乃さんはどんどん転生していく運命の相手なのにどの時代でもすれ違うような切なさがすでに伝わってきました。

 

 ます、プロローグの始まりは一瞬現代。


 江戸の花火がプロローグテーマなのですかね? 月城さんは江戸の花火師。江戸時代の雰囲気をとった鬘に、いろんな格好の娘役さんたち。和と洋のミックスということで、プロローグからすでに想像出来なくて楽しいです!!! どんな感じなんだ〜!

 
 次に明治時代の鹿鳴館芥川龍之介先生の短編小説からとられた設定で、(青空文庫でも読める『舞踏会』という作品だも思われます)その話にも花火が出てくるのでプロローグとの繋がりもばっちりとのこと。
 フランス将校な月城さんと日本の令嬢海乃さんの切ない物語を美しき青きドナウに乗せてお芝居チックに魅せてくださるようで、この場面だけで余裕で100回は通えるのでは???と今からソワソワしています。


 そして、暗転ではなく続いていくのが今回の栗田先生ショー! 全く違えど、シナリオあり暗転なし構成はBADDYを彷彿とさせるような感じですかね???


 大正時代は、鳳月さん演じる芥川龍之介が拝見できるということで……! しかも着物ということで……! 衣装替えとか大変そうなショーだと思うのですが、その分わたしたちは楽しみで……ひえ〜! 鳳月さんだけでなく月城さんや風間さんの文豪スタイルも見たいけどそれは難しそうなのか、そしてどんな場面になるのか気になります……!


 昭和は、闇市の場面(戦後の東京)! 転生して闇市のドンになった月城さんと娼婦になった海乃さんということで、栗田先生すごい設定持ってくるわね〜!? 全然どんな雰囲気になるのか分からないのですが、ショーはその分からなさがいいんですよね〜! とても楽しみです!!!


 そして中詰は昭和ポップということで、ここは宝塚!な場面に。全員ピンクの衣装で客席降りもあるそうで、月城さんもニコニコと「私も客席降りま〜す」と楽しそうでニコニコしてしまいました。通路席を持ってるので今から心臓を鍛えておこうと思います。ひえ〜!



 次に東京渋谷、人混みの山手線からはじまり、次はカラスに転生してしまった月城さん。人間ではなくなってしまうところに栗田先生のこだわりを感じてもうときめいてしまいました。
 日々の生活に疲れた人々がいる中、人間海乃さんとカラスな月城さんが出会うけれどもちろん種族の違いゆえそこも切なくて……。絶対素敵ですよね……!


 そしてフィナーレはこれから振り付けということで、東京を舞台に最後、どんなロマンチック展開が待っているのか。カラスや闇市やひとつひとつ「え?」ってなる単語も栗田先生のポテンシャルだと独自の世界観を発揮しては心奪われるシーンになると思うので、もうドキドキしながら初日を楽しみにしていたいと思います!!! 



 こんなに流れを教えて頂いても、全く想像が出来ない栗田先生のショー! 栗田先生が描く『夢千鳥』も『カルト・ワイン』も大好きだった人間なので、ショーの概要を耳にするだけでドキドキが止まらないのですが、月組生の元、どんな大劇場デビュー作になっているのか、本当に本当に楽しみにしながら観劇に足を運びたいと思います……!

 
 ということで、月組久しぶりのオリジナル二本立て作品! 楽しみで楽しみで仕方がなくてかなりの頻度で観劇させて頂くのですが、本公演は大切な蓮つかささん、蘭尚樹さん、水城あおいさんの3名の男役さんたちの退団公演でもあります。

 月組の宝物である彼女たちに相応しい、素敵な公演が待っていますことを心の底より願っていますし、初日の幕開く日が今から本当に楽しみです!!!



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村