ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

ミーマイ配役と決定時に不安を覚えた『双曲線上のカルテ』ライブ配信を拝見して


 まずは本日、望海風斗さんBillboard Liveコンサート『MY HOME TOWN』が、横浜、大阪にて11月に開催されることが発表されました。


 望海さんのふるさとでもある横浜(11月3、4日)と、宝塚歌劇団在団中に多くの時間を過ごした関西・大阪(11月11、12日)の2会場で、望海さんの「音」に酔いしれることのできる4日間になるそうで楽しみです。


 さらに2024年春には、22年に開催した『Look at Me』に続く第2回目となるドラマティックコンサートも開催することが発表され、望海さん舞台にコンサートに大忙しですが、どの公演も最高に素敵なものになりますことを心の底より願っています。



 そんな本日、星組『ME AND MY GIRL』のその他配役一覧が発表されました。


 演目決定当初から、「天華さんと極美さんでジェラルドとジャッキーの役替わり」を願っていたのですが、主演おふたりがビルとジョン・トレメイン卿の役替わりをするためなのか、今回はその他配役の役替わりはありませんでした。



 ということで、順当にジェラルド・ボリングボーク役に天華えまさん。ジャッキー役に極美慎さん。ジャッキー極美さんなんて絶対の絶対の絶対にビジュアル優勝なのでもう本当に楽しみで楽しみで。

 (それはそれとして天華さんのジャッキーも見たかったですわ〜〜〜!)


 あと、個人的にずっとディーン・マリア侯爵夫人役には小桜ほのかさんを願っていたので、ド本命確約にガッツポーズをしてしまいました。マリアさんが小桜さん優勝確定おめでとうございますありがとうございます!!!!!


 ミーマイは本当に役が少なくてメインどころばかりに出番があるタイプの作品なのですが、ランベスウォークの客席降りめちゃくちゃ楽しいので、下級生までイキイキ活躍してくださいますことを心の底より願っています。


 星組ミーマイを観劇できます日が今からとてもとてもとっても楽しみです!!!





 そして本日は、月組観劇後に(今日も月組が最高すぎて最高でして)雪組『双曲線上のカルテ』ライブ配信を拝見いたしました。


 私は本公演の再演が決まったとき、「初演の苦手な演出のもろもろ」を思い出しては、再演について不安を覚え、手放しで喜べない類の人間でした。


 ジェンヌさんがどれだけ素晴らしい頑張りを見せてくだされど、苦手な演出というのはなかなか受け入れ難いものであり、和希さんと縁のある樫畑亜依子先生が再演にあたってどれだけ潤色・演出を手掛けてくださるのかが個人的には頼みの綱でした。


 しかしながら、再演で新しい演出家の方が潤色・演出を手掛けてくださっても全く初演と変わらないものもあります。


 ので、あまり期待せず、けれどドキドキ待っていると、 初日前段階より演出が結構変更になっている情報をキャッチしました。


 これはもしかして期待できるのでは? とソワソワしていたのですが、今回配信を拝見しては「苦手だった演出部分」がことごとくカットされていて (初演版が好きな方々本当に申し訳ありません)その分医療ドラマとして見応えのある作品に仕上がっていました。


 気になる箇所もありはしましたが、初演時の本筋とは関係のないヶ所にメスを入れ、流れるような脚本にした上で和希さんの歌唱シーンを増やす。 お見事という気持ちで画面越しに大拍手してしまいました。樫畑先生ありがとうございました。



 和希さん演じるフェルナンド医師は、余命わずか。どうせ死ぬのだからと逃げるように快楽に溺れる姿からこぼれる男役の色気はすさましく、和希さんは体格のいい男役というわけではないのに、「退廃的な男役の生き様」 が、学年が上がるにつれ物凄く様になる最高の男役さんへと成長していて、もう格好良すぎて本当にくらくらしてしまいます。

 朝夏さんの下で桜木さんとキャッキャしていた頃の和希さんを思い出してはなんかもう混乱するほど素敵な上級生になられたなあと。苦悩する和希さんってたまらない格好良さがあって心拍数が上がりまくります。


 歌も芝居もコンテンポラリーもフィナーレでのダンスも、 すべてが一級品と申しますか、すべてがわたしに 「刺さる」 と申しますか。もう、本当に、お願いだから三番手で退団とかさせずにどんどん上り詰めさせましょう??? と劇団の肩を揺すりたい気持ちでいっぱいです。そのくらい何もかもが最高の出来でした。


 和希さん主演作を観たあとの (はあ……いいものを観た……) という感覚。 劇団、この逸材をこれからも絶対に絶対に大事にしてくださいませの一言に尽きます。よろしくお願いいたします。



 そしてヒロインの華純さんですが、 やけくそで、 もう恋なんてしないはずのフェルナンドが惹かれる、素敵なヒロインを演じます。

 大人っぽい役が似合いそうな華純さんですが、ひまわりのように真っ直ぐで明るい純真無垢なヒロインがとてもお似合いでした。台詞も聞き取りやすくて、 お芝居も丁寧で、地に足付いた演技が観ていてとても心地よかったです。

 また、華純さんのダンスがとても好きな人間としては、 和希さんとのデュエダンが夢見心地すぎてうっとりしてしまいました。 リフトに乗ることすら上手すぎて最高です。



 さらに、休演復帰された縣さんがお元気そうでまずは縣さんが元気そうなことに泣けてしまいそうだったのですが、 膨大なセリフ量がある役柄なので、代役の眞ノ宮さんよくやり切ったなあと、 眞ノ宮さんのランベルトヴァレンティーノは拝見できていなくても大きな拍手を贈りたい気持ちでいっぱいになりました。

 縣さん、真面目な熱い医師役をしっかり演じ切っていらっしゃいましたし、またさらにビジュアルが頼もしくなったなあと惚れ惚れしてしまいました。



 重たいテーマでずしんときますが、 流れるようなお芝居と最高のフィナーレであっという間の時間でした。改めて和希さんをはじめとする雪組の皆様の良さを体感しつつ、わたしはもう潤色・演出してくださった樫畑先生の思い切りの良さに「ありがとうございます!」と感謝を伝えたい気持ちでいっぱいです。


 初演ファンの方には申し訳ないと思いつつ、再演決定時には、 (大幅な演出変更があってくれ……!) と願っていたので、思い切りよく場面をカットして再演してくださったこと、本当に感無量でございますし、これぞ演出家の力だと感じました。樫畑先生の作品、これからますます楽しみなりました。どんな作品を描かれるのか、これから先も期待しています!


 ということで、本日配信を拝見しましたが、有難いことに『双曲線上のカルテ』のチケットをゲットしているので、オペラを使いながら下級生に至るまでしっかり堪能させて頂きたいと思います。(特に夢陽まりさんが気になっているので楽しみです!!!)


 改めまして、カルテチームの皆様、素敵な舞台をありがとうございました! このまま全員揃って千秋楽まで駆け抜けられますことを心の底より願っています。


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