ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

そろそろ次期月組トップスターになってほしい方の話をしたいのですが。


 月城さんと海乃さんの退団発表があってから、一昨日初めて月組公演を拝見いたしました。残念ながら昨日、そして明日(17日)は公演中止が決定してしまいましたが、現月組体制が大好きだということを改めて噛み締めている今日この頃。


 ようやっと月組の未来の話をしたいのですが、個人的願望ではありますが、現月組ファンとしてはもう是非、次期トップスターは鳳月杏さんであって欲しいなと願わずにはいられません。


 鳳月さんが月組に帰って来たとき、『IAFA』にて月城さんが二番手羽根を背負いました。そのときすでに、次期月組トップスターは月城さんだろうな、と感じましたし、鳳月さんは月城さんトップ時に2番手にてご活躍してくださる未来がなんとなく見えました。


 つまるところ月組としては上級生2番手の再来であり、月組ファンとして思い出したのは美弥るりかさんの存在でした。


 珠城さんがトップ時前半二番手としてご活躍された、トップより上級生の二番手さん。


 わたしは美弥さんという男役さんが大好きで大好きでたまらなかったので、二番手退団はかなり寂しく辛いものがあり。でも一度そういう出来事を経験すると、(もう一度同じことは起きてしまうんだろうな)という諦めのようなものも心が抱えてしまうと申しますか。


 他組でも瀬戸さん、愛月さんが上級生2番手として退団され、大きな羽根を背負ってもなお、上級生二番手の退団が当たり前の感覚になってしまったここ数年。月城さんトップ就任時より上級生二番手としてご活躍される鳳月さんにも、月城さん3作目あたりで退団されるのかもしれないという覚悟を抱えていました。


 公演を観るごとに鳳月さんに心奪われ続けるがゆえに、その覚悟を抱き続けるのも辛かったわけなのですが。


 ですが、月城さんと海乃さんのお披露目公演途中に暁さんの組み替えが発表され、誰の組み替えもなく風間さんがしっかり月組三番手として頼もしさを発揮してくださった頃から、あら???と感じてはおりまして。


 月城さん大劇場3作目時点で現月組体制の大きな動きがなかったことに、あらららら???と感じておりまして。



 そして先月、月城さんと海乃さんの退団発表および鳳月さんのカレンダー掲載月を見るに、次期月組トップスター候補は圧倒的に鳳月さんじゃないですか??? と瞬いてしまいまして。


 というのも、上級生二番手退団に慣れきってしまったことと新人公演主演カウントによって、2番手羽根を初めて背負った鳳月さんを博多座で拝見した時も、トップスターに就任してくださる予想は全くできていなかったんですね。



 ショックを受けたくないから、口には出さなくても、鳳月さんの次期トップはなさそうだと勝手に諦めていたのですが、数年経ってのこの現状。もしかしてもしかしなくても次期月組トップスターは鳳月さんしか考えられない頭になっておりまして。


 いやだって、そうであってくれたら、泣いて喜ぶ自信があります。



 花組に組み替えされた時、もう鳳月さんの舞台を月組で拝見することはできないのだなあとほとんど諦めていて。ですが、月組に戻ってきてくださって。


 さらには、人見知り月城さんが接点のなかった鳳月さんとなにか会話したくて「コーヒーお好きなんですか」なんて下手くそなお見合いみたいなところから始まったおふたりが、現在月組トップおよび2番手として最高の相性の良さと微笑ましい仲の良さを見せてくださるまでになりました。


 そして月城さんと海乃さんのトップコンビの舞台をさらに最強にしてくださる鳳月さんの実力。

 はたまた、柔らかな物腰で月組の下級生に至るまで鳳月さんを慕っていることがスカステ等から本当によく伝わってくるその人格面。


 いやもう、上級生二番手はトップにならずに退団するとか、新人公演の回数とか。そんな先入観の殻や前例を破ってトップスターになるにこんなに相応しい男役さんはいらっしゃいません。


 上記以外にも、組の若返りを〜とか、華やかなトップスターを〜とか。そういう難癖をつけて鳳月さんが次期トップ候補であることに難色を示す方がいらっしゃいますが、宝塚は複数の組がありますので、大人っぽい組があってもいいじゃないかとしか思えませんし、実力のある方がここまで頑張り続けて上り詰めた時こそ、下級生たちの勇気とか励ましとか頑張りに繋がると思うんです。


 トップスターになるんだろうなって人は下級生の頃から抜擢が早かったり目立ったりしますが、それで早々と自分は無理なんだろうなと諦める方ばかりだと夢がないと申しますか。鳳月さんが次期月組トップスターに就任してくださったらそういう意味でもたくさんの生徒さんたちに良い影響があると個人的には思います。



 あとはもう、現月組体制が大好きなので。それを一番次の舞台につなげてくださりそうなのは、今の月組を繋げるということを意識してくださりそうなのは、月城さんと海乃さんのことをずっと慈しむように見守り、切磋琢磨してきた鳳月さんに他ならないと思いますので。そういう未来が待っていたらいいなと個人的には強く強く祈っていたいと思います。



 最後に。明日(17日)には、明後日からの月組公演が再開するか否かの発表があります。肉体的にも精神的にも無理をしてはいけない時期ではありますので、どうかご無理だけはされず、罹患された方々がゆっくり休めますことを心の底より祈っています。


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