ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組初日を観劇して参りました!!!!!



 花組アルカンシェル』初日の幕開け、本当におめでとうございます。



 有難いことに、縁あって初日を観劇させていただきました。




 挨拶が始まった瞬間、いよいよ退団公演がはじまるのだという実感が沸き起こって泣くしかなかったですね……。初舞台から誰よりも目を惹く柚香様の退団公演のはじまり、感情がおさえられませんでした。



 以下、初日なのであまりネタバレしないよう感じたことをざっくり記していきたいのですが、



 柚香さん・星風さん率いる花組への愛とともに、人生にエンターテイメントは必要だということを訴えるような作品だったかなと思います。あと柚香さんをはじめ花組生のビジュアルが最高すぎて最高でした。麗しすぎません???



 幕開き早々レビューシーンが長くて、本作はストーリーよりも踊りと歌! レビュー!!! って感じでした。なので役が少ないな〜と。(これ二本立て公演にも絶対出来たよな……と個人的には感じましたが見たい柚香さん全部乗せはこの作品ならではかな、とも感じました)


 常に舞台に生徒さんがたくさんいるの、やっぱり嬉しくて、小池作品の中での欠かせない好きポイントなのですが、設定や背景が重いだけに、派手派手というよりどことない暗さがあるので、このあたりはさまざまな意見もありそうかなとは思います。


 ナンバーが多いとは聞いていましたが、レビューシーン以外も小池先生作品らしく歌があり、最近の花組さんとしては新鮮でした。

 ダンスナンバーがとても多くて、このずっと踊っている感じがまさに柚香さん率いる花組の集大成って感じでかっこよかったです。

 舞い踊り表現する柚香さんが大好きで、なんかもうたまらない部分が多々あったのですが、本当に宝塚の男役になってくれてありがとうございますという百億回目の感謝を覚えました……。花組の真ん中にいてくれて本当にありがとうございます。



 また、団員たちがたくさんいる劇団の物語のため、さまざまなところで宝塚とのリンクを感じたり、コロナ禍という未曾有の時代に振り回されながらも懸命にトップとして走った柚香さんが私の中でリンクして、大千秋楽の際には柚香さんに改めてお疲れ様の言葉を伝えたいなとしみじみ感じました。もちろん、全生徒さんと全スタッフさんたちにも……。


 そして、次の時代に希望を託そう……なんて……そんなのは泣いてしまう……。


 セリフでも、エンターテイメントに魅せられた日のことを思い出させるような部分があり、宝塚に恋をした日を懐かしく思ったりしました。


 見たかった柚香さんを見れている、という感覚が個人的にはすごくあって、いろいろ思うことのある舞台ではあったものの、そういう観点で言えばかなり良いかな、と。


 それにしても、派手派手に出来ない制約があるにも関わらず、本当に舞台をオシャレにしてしまえるトップ様だなあと噛み締めました。柚香さんは存在そのものがスポットライトであり光なので、要所要所、抜群に美しかったです。


 初々しいカップルは大好きなのですが、小池先生の恋愛セリフやアクションは苦手なところもあり(これは私のデフォなので仕方ない)それでもなお、そのすべてをときめきに昇華させられるところが柚香さん・星風さんの花組の素晴らしさだと再確認できました。握手のあとのところとか微笑ましかったな〜。


 過去、柚香さんと星風さん作品で一番ニヤニヤしたのはバロックロックなのですが、甘い恋模様をやらせたら、このトップコンビに敵うものはいないと本気で思うほど、なんか本当に、一生一緒にいてくれやと思いました。本当に最高のトップコンビです。


 また、本作は柚香さんと星風さんの恋模様だけでなく永久輝さんと星空さんの恋模様も拝見できる当てがきならではの物語なのですが、あのスチールを買った者としては永久輝さんが明るくてかわいい役柄なのに驚きつつもエヘヘヘヘってなりました。


 物語自体のトーンは暗いはずなのに、ポスターからは感じ取れなかった明るさとか幸せとかが散りばめられていましたし、無理に泣かせにかかったりしないところは良かったですし、柚香さんのダンスと星風さんの歌声が最高で最高だったのは間違いないです。


 あと私たちのオペラ泥棒帆純さんにもソロ曲あったり側転あったりでポーの一族で芸を披露していた帆純さんを勝手に思い出しては誰も泣いていないところで泣きましたね……。帆純さんも舞月さんも退団を彷彿とさせるシーンがあって、みんな本当に退団しちゃうのさみしいよ……の気持ちにならざるを得なかったです。(寂しいよ……。)


 そしてやっぱり侑輝大弥さんの隠しきれない華やかなビジュアルと湖春ひめ花さんの存在が大好きだと再確認しました。んー、好きです。あと紫門さんと輝月さんが同じ舞台に立っているのがエモすぎました。


 ひとつ言うなら、聖乃さんも、イケメン色男な団員メンバーであってほしかったなあ……というところでしょうか。大事な役どころだとはもちろん分かっているのですが、ストーリーテラーでセリフはめちゃくちゃ多いものの、舞台上の人と絡めないので私が勝手にさみしい……けれど群舞で帆純さんとハグしたの見た瞬間すべてが帳消しになりましたし涙が爆発しましたね……なんて尊さ……なんて最高フィナーレ!!!!!


 ということでここからはフィナーレの話をしたいのに最高フィナーレに心掴まれ昂ってしまったために結局のところ花組最高ということしか分からない頭になってしまいましたね!!! 間違いなく最ッッッッッッ高のフィナーレでした!!!!!(※ただし個人的には衣装はもっと高級感がある方が好きだヨ!!!!)


 フィナーレ最後だったんですけど、特にデュエダン大好きで……なんやこの美しきデュエダンはデュエダンに夢みる我々のためそして柚香さんと星風さんのためのデュエダン…….愛しか感じないで泣く……。

 さらに柚香さんだけ残って踊るのも……ひときわうつくしくて……わたしの言葉なんかでは足りないうつくしさ……柚香光さんという素晴らしき男役が深く心に刻まれるお別れで……気づいたら泣かずにはいられなかったな……。



 歌唱指導永久輝さんとエトワール星空さんというチョイスがこれからの花組の美しきバトンタッチって感じで初日なのにエモさで頭おかしくなりそうでした……。ふたりの歌声大好きです。


 ※ちなみに階段降りですが、星空美咲さん(エト)→ 帆純まひろ さん、一ノ瀬航季さん、希波らいとさん→ 綺城ひかりさん、美羽愛さん→ 永久輝せあさん→ 星風まどかさん→ 柚香光さんでした。







 ネタバレしないように記したら本当にわけわからん感想……誰のためになるんだろう……って感じなのですが、この素敵な舞台の初日を観劇出来、心の底から幸せです。本当にありがとうございます。



 改めまして、花組の皆様、初日の幕開け、本当におめでとうございます。そして、本日は素晴らしき舞台をありがとうございました。


 いろいろな方が観劇されたのち、もっと感想を記したいなと思うのですが、この作品で退団される柚香さん、星風さん、舞月さん、帆純さん、愛蘭さん、美里さんがこの公演期間中、悔いなく宝塚人生を全うできますように。


 柚香さんトップでは最初で最後の小池先生作品。ちょっとデュエダンで記憶を持っていかれたため、すぐに明日にでも観劇したいところですが、チケットがなかなか取れず、悲しくも次回観劇予定が少し先のため、この初日の思い出を大切に大切に抱きしめながら、花組の皆様の頑張りを応援し続けたいと思います。


 それではどうか、花組の皆様が無理することなくこの素晴らしき舞台が完走しますように。そして、たくさんの方々が今の花組の集大成に心掴まれますよう祈っています。


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