本日、葉咲うららさんがインスタおよび X を開設されました。
昨日付けで退団発表があり、たくさんの人が元気でいてほしいと願っていた葉咲さん。
そんな我々の声が届いたのか、元気に過ごしていることを1日でも早く伝えたくて、 開設してくれたようです。
その中には卒業旅行として、宙組の同期たちと行ったのであろう天橋立とグランピングのお写真がありました。同期たちのお写真はもちろんありませんが、その絆がこれから先も永遠に続きますように。
宙組という名前がひとり歩きし、一時は宙組生を一緒くたにして誹謗中傷する人たちがいました。いろんなことに傷ついてきたと思います。いろんなことを考え、感じたと思います。そんななかで葉咲さんが、笑顔の写真を載せられる日が来て本当に良かったと思います。
同じく昨日付けで退団された彩妃さん。私はずっと彩妃さんのことが心配で心配で仕方ありませんでした。
葉咲さんのように姿を見せてほしいなんてわがままは言いません。ただただ、彩妃さんのお心を支えてくれるやさしい人たちがそばにいてくださいますように。
改めて、彩妃さんのこれからの人生が彩妃さんご自身を大切にできる人生でありますように祈っています。
そして劇団の振り付けに23年間携わってくださった振付師KAZUMI-BOY先生が、もう宝塚の振り付けに携わらないことをご自身のブログで発表されていました。実質の決別宣言だと感じました。
先生は何度も何度もご自身のブログにて、自死した件に関する劇団の対応に心を痛めていらっしゃいました。そして、亡くなられた彼女に真摯に向き合ってくださっていました。
103期生の初舞台も振り付けしてくださったKAZUMI-BOY先生。生徒ひとりひとりをとても大切に思ってくださっていたKAZUMI-BOY先生。
そんな先生が、劇団の数々の不誠実な会見に失望し、もう宝塚には行かないことを決意した心境を思うと、本当に胸が痛みます。それだけご遺族に対する劇団の対応が粗末だったということです。
先生の宝塚振り付け人生は宙組にはじまり、宙組に終わりました。
本当に愛のある先生で、ブログの最後にも、宝塚の生徒に向けていつでもレッスンスタジオにおいでということを記されていました。
先生のブログを見て、劇団の不誠実さがもどかしいスタッフや生徒もたくさんいたんだろうなと感じます。否、現在進行形でいるんだろうなと思います。
それでも宝塚歌劇団という場所は唯一無二だから、もどかしさを抱えながらも頑張ってくださっている人たちがたくさんいるのだと思います。その方々の心につけいることなく、甘えることなく、劇団はこれから最善を尽くしていかなければいけません。そうでなければ、このような決別がひとり、またひとりと続いていくと思います。
劇団の粗末な対応の結果、KAZUMI-BOY先生の振り付けという財産を、これから先の宝塚は失うこととなりました。昨日付けで、素晴らしい宙組の娘役二人も失うこととなりました。
この事実を、劇団にはしっかり受け止めてほしいです。自分たちの不誠実な対応の結果、失ったものの大きさをきちんと理解してほしいと思います。
数日前から月組公演が幕を開けました。110期生の笑顔も咲き誇る、本当に素晴らしい舞台でした。111期生、112期生と、これからも宝塚に憧れる少女たちが笑顔で舞台に立てていけるように。そういった環境を整えてあげること。それが劇団の責任です。
この先、劇団に所属する誰ひとり、蔑ろにされることなく仕事に励めますように。
最後に。KAZUMI-BOY先生、素敵な振り付けの数々を劇団に残してくださり、本当に本当にありがとうございました。先生の振り付けがこれから先もずっと大好きです。