ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

勝手に退団公演のれこうみを語る(※多少のネタバレあり)


 本日も月組宝塚大劇場公演 『Eternal Voice 消え残る想い』 『Grande TAKARAZUKA 110!』を観劇させていただきました。


 公式に掲載される前、 立て看板にて専科の凛城きらさんの休演が発表されていました。 復帰時期は未定とのことでとても心配です。


 凛城さんの代役は佳城さん、佳城さんの代役は大楠さん。大楠さんの代役は爽さんが担われていました。いきなりの代役にも関わらず、間の取り方と羽音さんとのやりとりが抜群の佳城さん、迫力あるセバスチャンな大楠さん、心臓に戸惑うのが上手すぎる爽さんといった具合に、代役とは思えないほどのクオリティで皆様頑張っていました。


 凛城さんの突然の休演が心配ですが、月組生たちがしっかり舞台をつなぐので、 ご無理されることなく、万全の状態に回復できるまでしっかり休んでほしいと思いますし、回復したあかつきには、また最高のお芝居を見せていただきたいなと思います。




 そして、少し早いですがいろいろな方の感想を記したいので、今日はさっそく月城さんと海乃さんの単体……というより今日はトップコンビとしての感想を記したいと思います。 (お芝居については関係性感想です)


 オタク早口語り感想となるため、 れいこちゃん、 うみちゃん、 れこうみ等といった砕けた表現で感想を記しますのでお許しください。 そしてお芝居についても軽くネタバレ入りますのでご注意ください。それではいきます。












 今回のお芝居は、 まず、 あてがきってすごいなあと思ったんですね。


 この作品は本気でれいこさんとうみちゃんというより「れこうみの関係性」についてあてがきされていると私は思っていて。


 誰にも心の中身を打ち明けず、ひとり心を閉ざしそうなうみちゃんに、あきらめないよう何度もその目を見つめ、うみちゃんの氷を解かすれいこさん

 正塚先生はラスパのナウオン含めたれこうみの関係性をスカステでチェックしたとしか思えないほど、 二人に対する造詣が深くて唸ってしまう……。(正塚先生もしかしてれこうみのオタクなのですか? と思うくらいには解釈一致で驚いている)


 2回目観劇時からセリフのひとつひとつ歌のひとつひとつ、れこうみの関係性を辿るみたいで本当に本当に悶えるわけです。(※1回目は物語を追うのに必死だった)


 特に、単純なときめきとかラブラブではなくて、「心の氷を溶かしてくれたあなただから信頼できるし願わくば共に前に進みたいと思う人間としての尊敬」 が描かれていたところが 「れこうみだ……私の好きなれこうみがここにある!」って口元押えながら感動しっ放しでしたね。

 そう! これ!! これー!!!ってなる。(たまらない気持ちになる)


 ナチュラルに手つなぐのとか、 そのあたりも (めっちゃナチュラルに手ぇつなぐやん!!!)と大変重大な注目ポイントではあったんですけど、やっぱり心溶かされ部分がれこうみには重要なので、 (正毅先生ありがとう)の気持ちになりました。ありがとうございます。



 月組オタクとしては、セリフがなくてもあちこちでその時代の人物になり切ってお芝居している下級生たちの群衆芝居を見るのが好きなので、セリフがなくてもいいからせめて下級生たちを舞台に立たせてくれ!!! とは思ってしまうのですが、れこうみのオタクとしてはぶっ刺さる関係性が描かれていて、その点については (てぇてぇ……) の気持ちでいっぱいになります。


 『GOAT 』にて、「次の舞台はずっと一緒だったらどうする?」ってれいこさんがうみちゃんにニヤニヤ聞いていたけれど、(これが伏線回収か!)と思うほどにはれこうみが常に一緒に舞台に立っていて(同時退団ってこういう良さがあるんだったなあ) としみじみ感じました。


 1回目観劇の際は、(どうしてこの場所にこの人たちがいるのだ?)(今話している内容は歴史的背景知らなすぎて難しすぎて分からんが?)みたいになってしまったのですが、2回目観劇からは、(あ、待って、分かった! そういうことか! え、おもしろーい!)になりましたし、月組生は息をするよう歌も芝居もうまくて好きでしかないですね。は〜芸達者な月組生たちよ〜!!!(好きです)



 これは退団公演です、さあ泣いてください、みたいな仕様にしていないのも、れこうみの考えを分かって正塚先生が作ってくださったのかなと感じるのですが、れこうみ率いる月組作品、本当に全部全部全部ぜ〜んぶ愛しくて私は幸せいっぱいです。




 そしてショーについてなのですが、私はこのショーに百億万回通いたいし目は百個欲しいと思っていて。


  れいこさんはずっと下級生ひとりひとりまで輝くことを目標に舞台をつくられてきましたが、本作は「下級生ひとりひとりまで輝く」がまさに体現されたショーなわけでございます。


 だって、 プロローグとか、中詰めとか、れいこさんを囲んで現れるのは最下級生である 109 期含めた下級生ちゃんたちなんですよ。

 激アツ展開すぎて心が震えますし、(えーん、 れいこさんが作った月組本当に最高!泣 見て! 下級生たちの笑顔! この輝き!  ねえ! 最高! れいこさん! ありがとう!!!) みたいにいっつも心の中が騒がしくなってしまう〜ほんまに最高のトップ様や〜涙涙涙



 お芝居でなりをひそめていた下級生たちがめっちゃくちゃどの場面でも大活躍しているのに、 上級生たちももちろん大活躍していて本当に中村先生のショーが大好きだなとしみじみ思います。


 中詰めではうみちゃん率いる娘役がズラァって格好良くそして美しく銀橋に並ぶし、黒燕尾ではれいこさん率いる男役がズラァって格好良くそして麗しく銀橋に並ぶし、見たいものが詰まりすぎていて本当に悔いはない。


 プロローグかられいこちゃんとうみちゃんが信じられないくらい発光しているけれど、仮面舞踏会のキュートなれこうみちゃんのビジュアルがすごく好きで〜〜〜特にれいこさん今回明るめのお化粧でドッッッ好みで改めて恋に落ちてしまう……かっこよすぎて座っているのに我々の腰が抜けてしまうヨ……。


 月ファン的にはうみちゃんの衣装含め Allforone を連想させるのですが、 仮面の下でれいこさんがニッコニコなんですよ……!

 仮面の隙間かられいこさんのうみちゃんに向けるニッコニコの笑顔を見て (待って待って待って!!! 仮面の下でそんなに楽しそうに笑っているの!!? ねえ!! ねえ!! れいこさん!!!)と悶えまくっているのですけど、今回のショーは終始、れいこさんがうみちゃんにデッレデレすぎて、私の心臓が持たないんですよ。


 なんだろう。リミッター解除されたみたいにもうデレッデレに楽しそうにうみちゃんの顔を見て笑っているれいこさん浴びれて私はちょっと本気でときめいていてどうしたら (ますます沼)。


 そしてうみちゃん、この笑顔向けられてふふふな感じなの、 ほんま、ほんま私幸せだよ……退団公演でこんなショーに出会えてしまったらもう悔いはどこにもないよ……の気持ちです。



 あ〜ちょっと待って、でも仮面舞踏会の前にすでにプロローグの衣装でさち花さんの歌声と共に踊るれこうみちゃんがもうめちゃくちゃ楽しそうだったナ!!!

 今回全場面が名場面なのであとからあとからここも最高だったの記憶が波のように押し寄せてきてすごいんですけど、プロローグのダンスから幸せが最高潮していました!!!!! 好き!!!!!



 そして中詰めの赤と黒を基調とした衣装も最高にたぎるんですが、 (れいこさんの衣装の柄とうみちゃんの黒レース天才過ぎません?)本当に大人シックなスパニッシュが似合う〜〜〜好き〜〜〜この中詰めは退団者とその同期を絡ませてくれるので、 れこうみ場面ではないのですが、うみちゃんがやすくんと銀橋で向かい合って歌って踊るの、中村先生本当天才過ぎて…… (ここの場面それぞれの同期たちについてはまた違う感想で語ります)。


 銀橋でいろいろさせてくれる中村先生は本当天才でさ。プロローグの銀橋渡りでれこちなで楽しそうに踊るところも天才過ぎて眩しすぎるんですよね。



 そして 110 期ロケットの後に雪月の場面があるわけですが、このれいこちゃんの麗しさが限界突破していて、もう本当に国宝なんですよ。 動く国宝。 麗しすぎて見惚れてしまう。


 しかも髪の毛までキラキラしていて、しっとりとした美しさが極まりすぎていて、私はこれ以上美しいものをこの先見ることはあるのだろうかと本気で思うくらいには美しいというより心奪われている場面なんですよ。


 月に向かってのぼっていく姿が本当にかぐや姫なのですが、でもでもれいこさんが振り向いたときすぐに真っ暗になるので、やっぱりもう少しだけ暗転を待ってほしい (待ってほしい 汗)

 待ってくれないのがかぐや姫だけど、ここは宝塚なのであの振り向いたれいこさんをもっと目に焼き付けさせてほしいと初日からずっと思ってます。涙



 またこの場面について、 月組の人外大好き人間の血もたぎるわけです。囲んでいるのが月の精って存在なのがこれまた本当に最高なんですよね〜いや〜〜本当にこの場面の舞台写真は全部買うよ。 (全部買う)


 わたしはうみちゃんも下級生たちと同じ月の精なところが実は嬉しくて。 同じ衣装をまとったたったひとりが最後に銀橋に出てくるの、こんな数いる月の精の中で選ばれた運命をひしひし感じてしまうからさ……。 ( なんでも浸る )


 しかも歌詞がいいのよな〜泣けるのよな〜私は泣いちゃうのよな〜。そしてれいこさんはいよいよ黒燕尾で登場。あのれいこさんの掛け声本当に痺れる……力強くて頼もしいよ……。


 飾りない黒燕尾、 本当に寸分の狂いもなく美しくてきれいで本当に静かに泣いてしまうし、退団者との絡みも泣いてしまうし、 ちなつさんやおだちんとのあれこれも全部泣いてしまう。 あんまりにすべての時間が尊すぎる。 指先まで美しすぎる。 銀橋に並ぶ今の月組男役の光景を私は絶対生涯忘れません。



 そこからまた下級生たちまでの活躍がありつつ、うみちゃんが水色のドレスで登場。博多座の海色のドレスを身にまとった世界一お姫様なうみちゃんを彷彿とさせるわけですよ。

 でも今回はシンデレラチックなんだ! 本当に本当にきれいなんだ! 初日、おだちんとかばるくんがうみちゃん出てきた瞬間泣きそうだった表情が忘れられないんだ! 泣


 そこかられいこちゃんが出てくるのだけれど、 れこうみが並んだ時のお似合い感よ〜〜〜このままかぼちゃの馬車にふたりが乗り合わせてもおかしくないほどシンデレラプリンスとシンデレラプリンセス……。


 本当にきらっきらしていて、月組生たちみんなに見守られた後、ふたりでデュエダンするんですけど、今までのれこうみのデュエダン振付がつまりに詰まっていて大感動……すべての振りに思い出がよみがえって愛しい……。


 さらに影ソロがいちごちゃんなんですよね。川霧ラストでれこうみを彩ってくれたいちごちゃんの影ソロが、退団公演のデュエットダンスで響き渡るの、ロマンチックすぎてそんなの泣くじゃないですか。


 このデュエダン、れこうみちゃんの笑顔がこれでもかとばかりに浴びれるのですけど、もう本当にさ〜〜〜そしてはけるとき一緒なんですよ。 やっぱり共に歩いてきたれこうみだから、れいこさんだけ舞台に残ったりしないところが本当にわたしの好きなれこうみすぎて嗚咽。



 そしてパレード、 「この月の下で生まれ変わってもあなたに出会える気がしてだから少しだけ さよなら」 のうみちゃんのアンサーとして、「サヨナラの代わりにありがとう」を歌うれいこちゃん……。


 我々観客へのメッセージであると同時に、れいこちゃんとうみちゃんがお互いに交わせている歌詞すぎて私は! 私は!! 私は!!!!



 いやもう本当にこんな素晴らしきショーに退団公演で巡り合えた奇跡に感謝です。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。


 れいこさんとうみちゃん単体ではなく、れこうみとしての感想をなんとか短く記してみたのですが、もっともっと語りたいことがあるので、もう少ししたらもっともっとディープな感想を記させて頂けたらなと思います。


 いや〜もう、本当に幸せの余韻が抜けない……月組生が幸せなら私のひらめ筋も頑張れる。立ち見席でも月組はウルトラハイパー最高 涙涙涙


 というわけで、月組生の皆様、110期生の皆様、今日も最高の舞台をありがとうございました。明日以降の観劇も心の底から楽しみです。ありがとうございました!!!!



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