ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

どうすれば? 宙組生のSOS を感じた話

 
 まずは、『ベルサイユのばら 50~ 半世紀の軌跡~』にて、専科よりご出演予定だった汝鳥伶さんが体調不良のため全日程休演することが発表されました。


  代役は未沙のえるさんが担うとのことです。


 体調不良での全日程降板、とてもとてもとても心配なのですが、 どうか大事に至りませんように。そして、ゆっくり休養されたのち、 雪組ベルサイユのばら』 では汝鳥さんの元気なお姿が拝見できますことを心より祈っています。




 次に、本日は花城さあやさん、 葉咲うららさんのインスタに彩妃花さんのお姿がアップされました。


 ああ、彩妃さんだ……と、胸に詰まるものがありました。

 二度とそのお姿を見ることはできないのかもしれないと覚悟していたので、退団後の彩妃さんの、少し元気そうなお顔を拝見できて本当にありがたいなと思いました。


 たくさんの気持ちが湧き起こりますが、彩妃さんがこの先誰に害されることもなく、これから先の人生を大切にできますように。微力ながら、そっと祈らせて頂きたいと思います。




 そして今日は月組観劇に来ていたのですが、観劇後に、 「読む?」と友人からスマホを渡されました。週刊誌の電子書籍でした。


 新しい週刊新潮の記事に、4月1日の宙組での内部説明会に関する内容や証言が掲載されているものでした。


 記事には、村上理事の説明と複数の生徒さんたちの発言が詳細に載っていたのですが、劇団に対する失望がまた大きくなるような内容でした。


 なんか、正しきリーダーシップはゼロの組織なんかな……。


 ざっくり読んだだけであること、また、週刊誌の宿命ゆえ都合よく記されている箇所もあるはずなので引用はしませんが、以下、その記事に対する私なりの短い感想になります。




 この半年間、ファンとして、宙組がどうなっているのか、これから先どうなるのかわからないもどかしい状況が続いてきました。


 我々はあくまでもファンという立場の部外者であるため、 今回の取り返しのつかない件について、ある程度の話や見通しがあるまで、そういう情報が皆無であることは、もどかしくも致し方ないと納得していました。



 しかしながら、当事者であるはずの宙組生たちに対しても、これまでの説明やこれからの話がまるでされていないことが窺えました。


 なんかもう、読んでて辛くてたまりませんでした。


 また、劇団は会見にて宙組生が「任意でレッスンを受けて心身の状態を維持しており」などと良いように発言していましたが、何もわからない中、自分たちで頑張るしかなかった状況に追い込んでいたのは劇団そのものなんですよね……。


 今回の記事を通して感じたのは、 宙組下級生たちからの切実な SOSだったように思います。


 リークが良いことだなんて思っていない。けれど、じゃあどうすればいいの? というような切実な気持ちがにじみ出ているようでした。


 宙組生の中に、当たり前ですが舞台に立ちたいという意思を持つ人たちはたくさんいらっしゃいます。それでも、納得できていない気持ちや不満を抱えている生徒さんがたくさんいるのは当たり前のことだと思います。


 舞台は組一丸となって作るものです。組一丸となって作品をつくるためには、劇団がもっともっともっと宙組生たちに対して真摯な対応をする必要があると思います。おかしいことをおかしいと言う宙組生たちを見てあげてほしいです。聞いてあげてほしです。理解してあげてほしいです。


 彼女の 「助けて」 を無視して、取り返しのつかないことが起きました。あのときこうしていれば……。そう思い当たることが元プロデューサーをはじめ、たくさんたくさんあったはずです。


 環境を整えるって言ったじゃないですか。それなら、会見できれいごと言う前に、今度こそ、下級生に至るまでひとりひとりの声をちゃんとすくいあげてほしいです。


 ファンとして、もう二度と、取り返しのつかないことは起きてほしくはないですし、それを防げるのは全責任があるとおっしゃった劇団でしかありません。


 いやもう、大丈夫じゃない……。大丈夫じゃないよ……。こんなの全然大丈夫じゃないよ……。全員大丈夫じゃないよ。



 週刊誌にリークするまでもなく、生徒が頼れる、そして信頼できる劇団に生まれ変わってほしい。正しきリーダーシップで宙組生たちを導いて欲しい。もう本当に一刻も早くなんとかしてあげてほしい。大丈夫じゃないを大丈夫にしてあげてほしい。


 本当に頼むから、彼女たちの声を聞いてあげてほしいと、心の底から強く強く強く願っています。


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村